台北でトップを争うサントノレが絶品の某某。甜點
自身のスイーツショップを運営しながら、パティシエとして活躍するオーシャンが気になる台湾のカフェを紹介する、この企画。
数々のスイーツを食べて、舌が肥えているオーシャンのお眼鏡にかなうスイーツ店がついに見つかったので、行ってきました!
それは大安區にある「某某。甜點」。
フランス菓子のベースを保ちつつシェフのすてきな遊び心を加えた、進化したフレンチスイーツは、どれもおいしくて宝石のように美しいものばかり。
台北のスイーツ好きがこぞって通うという、某某。甜點はオーシャンもわざわざこのスイーツ店のために足を運ぶべき!との絶賛ぶり。
スイーツ好きの皆さんは、ぜひ最後までお付き合いください。
「某某。甜點」へ行ってみた
忠孝敦化駅から徒歩10分。
(國父紀念館駅からでも、OK!)
陰りひとつないまっさらな白いお店が某某。甜點。
実は2022年の春にお店を移転しており、もともとウッディな温もりある雰囲気から、白を基調とした無機質な空間にガラッとイメージチェンジ。
お店全体がシンプルな白だからこそ、スイーツの色味がより感じやすくなります。
毎日ショーケースには色とりどりのケーキが並びます。
定期的に変更になるケーキのメニューは、お店のInstagramやFacebookでチェックしてくださいね。
中でも人気商品は、やはり看板商品のサントノレ。
開店5分でお客さんがお店に溢れるほどの人気店のため、サントノレお目当ての方は開店と同時に来店したほうがよさそうです。
メインのケーキ以外にも、フランス焼き菓子やケーキにつけられる可愛らしいロウソクなども販売している心遣い。
唯一残念なのが、コロナ禍の影響でイートインを提供していないこと。
テイクアウトのみの対応になります。
ただし、保冷剤をつけてくれるので少々長距離でも安心してお持ち帰りができます。
(台湾のケーキ屋さんは、保冷剤をつけてくれないこともあります。夏はこんなに暑いのに!)
近くであれば、Uber Eatsなどのデリバリーにも対応しているとのこと。
ホテルが近くならば、デリバリーしてしまうのもいいかも?
まるで食べるアート「某某。甜點」のスイーツ
おいしさはもちろん、ずっと眺めていたくなる愛らしくも美しいケーキたちは、まさにスイーツの域を超えたアート。
日本のスイーツとは、少し異なるフレンチスイーツをご賞味あれ。
黑森林(左上)
さくらんぼとチョコレート、ラム酒をつかったドイツの伝統的なケーキである「黑森林」。
美しい赤紫にコーティングされた四角いかたちは、さくらんぼをイメージしたんだそう。
ケーキの味わいはさくらんぼジャムの酸味、甘みと苦みのあるチョコレートが絶妙に混ざり合った一品。
大溪地香草聖多諾黑/サントノレ(右上)
某某。甜點に来たら、ぜったい食べてほしいメニューのひとつ。
季節ごとに期間限定フレーバーが販売されますが、今回はプレーンをいただきました。
パリパリの生地に、ふんわりかる~いクリーム、プチシューにかけられた程よい苦みのカラメルがベストマッチ。
オーダーメイドで大きいサントノレを注文することもできますよ。
※要事前予約
花柚開好了(左下)
柚子とギリシャヨーグルトを使ったケーキ。
柚子香る爽やかな甘さのケーキを一口頬張れば、口の中ですっと溶けてなくなります。
上部に施された白いお花は、メレンゲでつくられたキンモクセイのお花。ほんのりキンモクセイの香りもします。
丸くやわらかいシェイプは、シェフが日本をイメージして作られたそうですよ。
全体的に甘すぎずあっさりした味わいなので、普段スイーツを食べない方にもオススメの一品。
黑醋栗蒙布朗/モンブラン(左右)
日本でモンブランと言えば、絞り袋などで絞り出された螺旋状の栗クリームを思い浮かべると思いますが、某某。甜點ではクリームにカシスをプラス。
こってり濃厚なクリームに、カシスの酸味をシェフのアイディアで加えました。
カシスを加えたことで実現した美しい紫色の小山のような形の中には、フィナンシェや栗ペースト、カシスジャムなど何層も重なっていて、様々な味を楽しむことができます。
「某某。甜點」へのアクセス
急なお休みもあるので、ご来店される際は事前にSNSを確認してからがオススメです!