台北から日帰りプチ旅行に最適な老街
台北市と宜蘭市へ向かう道の途中にある景美渓(じん めい しー)と呼ばれる山間を流れる川沿いに小ぢんまりとした老街、深坑老街(せぇん かぁん らお じぇ)があります。
深坑老街はひと昔前までは台北と宜蘭市を繋ぐ主要道路上にあり多くの人がこの老街を旅の一休みスポットとして利用しておりましたが、現在は台湾高速道路3号線と5号線の2つの高速道路のちょうど間に位置し幹線道路からは外れてしまい、昔のような賑わいは見せておりませんが、それでも週末になると台北からの台湾人観光客が多く訪れるローカル観光スポットとなっています。
深坑老街は約300mの長さの通りに、125軒の赤レンガで作られたバロック様式の建物が並んでおります。これらの建物は以前台湾プラスでも紹介した 三峡老街 と同じ年代に作られた街並みだから建物や通りの雰囲気が似ているように感じます。
大きなアカギの木から始まる深坑老街は、週末に訪れたのですが人気が少なく、ちょっと寂れた観光地感がでていました。
路面店で書品を販売している人たちにも少し話を聞いたのですが、ここ数年観光客はどんどん減っているそうです。
(深坑老街を訪れたのは台北でコロナのクラスターが発生する前の2021年4月11日のためコロナの影響で観光客が少ないというわけではなく、純粋に観光客が減っているのだと思います。)
深坑老街は山間の川のそばにあり、昔は綺麗な水が豊富に手に入ったため豆腐類の生産が盛んで、今でも深坑老街では豆腐が名物となっており台湾の中高年層の間では深坑老街=豆腐グルメの街という知名度があります。
しかし2021年現在、豆腐が名物でアクセスが不便、三峡老街と似た雰囲気の観光地となれば若者に対しての魅力が薄く、観光地として寂れてる感じがでているのはしょうがないかなと考えています。
観光客の多い少ないに関わらず、深坑老街は200年以上の歴史がある場所であり、街並みからはノスタルジックな雰囲気を感じることができ、いまだに昔ながらの商品を販売しているお店なども点在しており、まったり歴史情緒あふれる街並みを楽しむということができます。
私もいろいろ食べ歩きをしながら観光をしたのですが、確かに昔ながらの豆干や臭豆腐も美味しいのですが、深坑老街の数件ある豆腐冰淇淋(豆腐アイスクリーム)はどのお店もとても美味しく激オシです!
私も今回初めてこの深坑老街を訪れたのですが、観光客が少なくストレスなく老街を巡ることができとても良かったのですが、私と同じ年代(20代半ば)ぐらいの人には少し退屈な感じがする場所でもありました。
どうしても同じ新北市にある似た雰囲気の三峡老街と比較してしう形になりますが、三峡老街は観光客が多く高齢者連れや小さい子供連れだと落ち着いて巡ることができないので、一緒に行く人によって三峡老街とこの深坑老街を使い分けるといいかなと考えています。
深坑老街 住所 | 新北市深坑区深坑老街141号 |
アクセス | ・台北地下鉄 木柵駅 から指南客運というバス会社のの660番、666番に乗り深坑で下車。 ・台北地下鉄 動物園駅 からタクシーで約20分。 |
営業時間 | 午前11時より各お店が営業開始します。(お店によっては13時以降に営業開始します) |