【台湾老街巡り】華麗な赤レンガが新しくも懐かしい客家の街〜新北市三峡老街〜

台湾三峡老街

台北と桃園をつなぐ町、三峡にある赤レンガ街

台北の人から人気の観光地三峡老街は台北の南西部の山あいにあり、100年以上前に建てられた古い街並みが残っています。三峡老街の建物は、中世ヨーロッパの建築スタイルに日本や台湾様式も融合し、独特な雰囲気をつくり出しています。
三峡老街は長さ約260メートルあり、バロック様式の看板建築を特色とした100戸余りの古い建物が並んでます。また、この地は清朝時代より台北と桃園をつなぐ重要な商業ルートであり、今でも老街の通りには昔ながらの雑貨屋さんやバラエティに富んだグルメやスイーツのお店があります。

台湾三峡老街
台湾三峡老街

三峡老街で最も有名なグルメは「金牛角麵包」(じん にょう じゃお めぃぇん ぱお)と呼ばれる台湾風のクロワッサン店です。日本のクロワッサンと違い台湾のクロワッサンは表面が硬くなるまで焼かれ、食感はカリカリと歯ごたえがありこの食感を楽しむのが台湾風クロワッサンです。
また金牛角麵包だけでなく、三峡老街にはいくつものクロワッサン店があり、中にはクロワッサンをコーン代わりにしたソフトクリームショップもあります。

台湾三峡老街
台湾三峡老街
金牛角のクロワッサン
台湾三峡老街
クロワッサンをコーン代わりにしたソフトクリーム

また三峡はかつて台湾北部における染色業の中心で、今なお老街に立ち並ぶ染物屋の表札を目にすることができます。しかし現在では三峡の染色業には過去のような繁栄は見られませんが赤レンガ街の裏通りに大きな木製の桶が目印の三峡染工坊(藍染展示センター)があり、ここは三峡の藍染文化を保存するために立ち上げられた施設で、藍染体験をすることができます。藍染DIYの体験は毎週土・日の10:00~16:00飲みできることができ、あいにく私たちが訪れた日は平日で体験することができませんでした。

台湾三峡老街

三峡老街には他にも面白い場所が多くあり、台北から日帰りで行ける距離にあります。
都会的な台北を楽しむ旅行や有名観光地の九份も台北旅行の楽しみ方の一つですが、クロワッサンを片手に三峡老街を巡ってみるのもどうでしょうか?

台湾三峡老街
三峡老街 住所新北市三峽区民権街37-147号
アクセス台北地下鉄 頂埔駅 からタクシーで15分。