台湾で南北戦争が勃発する行事端午節について調べて見ました

台湾の行事端午節

台湾の端午節

端午節ってなーに?

端午節は旧暦5月5日に祝われる行事で、台湾では国民の休日となっており、中華ちまきを家族で食べたりドラゴンボートのイベントが行われることで有名です。

端午節の由来は様々な説がありますが、30年ほど前私が学校で教えられた内容は屈原(くつげん)と呼ばれる中国戦国時代の人物が、入水自殺を行った際に遺体が魚に食べられないように弟子たちが米を川に投げ込んだことが中華ちまきの由来となり、屈原の遺体を探すために龍が彫られた船を使ったことがドラゴンボートの由来となっているとのものでした。
※この内容は現在では全て変わっており現在台湾の学校では違う由来が教えられているそうです。

端午節の由来に興味がある方はWikiペディアを参考にしてください。
端午節Wiki

台湾で毎年巻き起こる中華ちまきの南北戦争

台湾中華ちまき南北差

以前台湾プラスでは台湾の南北差という記事を紹介させていただきました。その中で中華ちまき(粽子)は台湾の南北で調理方法が変わり、味や食感にも味が変わるため、毎年台湾国内のメディアではどちらの中華ちまきが美味しいかという論争が起こります。

台湾プラス編集部は高雄市にある影響で、スタッフの大部分は南部の中華ちまき派が多いのですが、台湾では南北差以外にも客家人の作る客家中華ちまきや台東中華ちまきなど各地域で食べられている味があります。

ちなみに、今年台湾ピザハットがこの中華ちまきの南北差をネタ(悪ノリ)にした地域限定メニューを発売しました。北部では北部中華ちまき味のピザ、南部では南部中華ちまきのピザが食べれるというものです。
台湾プラス編集部ではまだ食べたメンバーはいませんが、勇気を出して今度注文してみようかと考えています。

台湾中華ちまき南北差ピザハット
期間限定南北中華ちまきピザ(画像:ピザハット台湾より引用)

端午節の香包とよもぎ

台湾端午節

台湾の端午節には香包と呼ばれる匂い袋を子供に送る習慣があります。
これは昔の中華圏の文化では端午節は夏至にあたりこの日より夏が始まると考えられておりました。
昔は夏に多くの疫病発生し、その疫病から子供を守るために薬草を香包煮詰め子供の首から下げるという風習があり、それが現在まで伝わり今でも香包を子供に送るという習慣になっています。

また、昔はよもぎは疫病に効果があると言われており、この香包に入れたり玄関に置かれたりしていたそうです。

台湾端午節で行われる予定のイベント〜20201年版〜

毎年端午節にはドラゴンボートレースが各地で行われるのですが、2021年5月14日に台北市でコロナのクラスターが発生した影響で台湾各地でイベントの中止や延期が発表されております。

・2021年6月12日〜14日 臺北國際龍舟錦標賽(台北国際ドラゴンボートレース):コロナのため中止

・2021年6月12日〜14日 龍潭歸鄉文化節-龍潭陂塘龍舟賽(桃園市龍潭ドラゴンボートレース):コロナのため中止

・2021年6月12日〜14日 新竹市端午節龍舟競賽活動(新竹市ドラゴンボートレース):コロナのため中止

・2021年6月12日〜14日 苗栗県端午節龍舟錦標賽(苗栗県ドラゴンボートレース):コロナのため中止

・2021年6月12日〜14日 嘉義県龍舟競賽(嘉義県ドラゴンボートレース):コロナのため中止

・2021年6月12日〜14日 臺南市國際龍舟錦標賽(台南市国際ドラゴンボートレース):コロナのため中止

・2021年6月12日〜14日 高雄愛河端午節龍舟錦標賽(高雄愛河ドラゴンボートレース):コロナのため中止

上記以外にも各地で全てのイベントの中止が発表されております。

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