どんな味もお任せ!ビールの枠を超えるクラフトビールブランド
台湾のクラフトビールを語る上で欠かせない、虎がトレンドマークの「臺虎精釀啤酒(日本語名:タイフーブルーイング)」のブルワリーへ行ってきました!
臺虎精釀啤酒はコンビニ、スーパーなど思いつく限りビールが販売している場所には、必ず置いてあるほど大手のブランド。
消費者を一瞬で魅了する粋なデザインと手の届きやすい価格帯に、こだわり抜いたおいしさ、そして臺虎精釀啤酒ならではのフレーバーの多さ。
クラフトビール定番のフルーツはもちろん、台湾の嗜好品である檳榔(ビンロウ)の葉を使ったビールや粽子(ちまき)の材料を使ったビールも期間限定で販売したことがあり、その桁外れなクリエイティブさにはいい意味で「ぶっとんでいる」と言わざるを得ません笑
お話を聞く中で、臺虎精釀啤酒のブルワリーはまさに「真剣に遊ぶ!」そんな印象をもちました。
今回はそんな臺虎精釀啤酒の新商品を開発・製造している「臺虎實驗室(Taihu Lab)」にお邪魔しました!
様々なアイディアをかたちにするブルワリー
「臺虎實驗室(Taihu Lab)」は台北の中心地からMRTで30分ほど。
まるでブルワリーが入っているとは思えない立派なビルの1階が、ブルワリーになっています。
まずブルワリーに入って思ったのが、とても清潔なこと。
よく掃除が行き届いており、床もピカピカです。
こちらのブルワリーは新商品開発のための製造がおこなわれるとのことで、他のブルワリーと比べると規模が小さいです。
できたてのビールも試飲させてもらいました!
こちらの「實驗室」では、なんとフェラーリ(多分数千万円!?)を買えてしまうほど高い精密機器が置いてあります。
この機械を使う事で、ビールの成分をすぐに数値化することができ、ブルワーの手間を減らすことができるんだとか。
こちらの「微生物檢驗室」では、酵母に必要のない微生物が入り込んでいないか確かめる機械。
酵母は微生物の一種。
必要のない微生物が一緒に入ってしまうと、ビールを変質させてしまうそうです。
ところ狭しと精密機器が並ぶ様子は、まるで科学研究所のよう。
ブルワリーにいることを、ついつい忘れてしまいそうです。
今までいろんなブルワリーにお邪魔してきましたが、ここまで科学を駆使してビールを作っているブルワリーは初めて見ました。
ちなみに、スタッフから上がってきた新フレーバーのアイディアは、どんなものでも一度候補リストとして検討するそうです。
どんな意見も取り入れる柔軟性があるからこそ、クリエイティブなビールが作れるのかもしれません。
台湾でお馴染み、機械が故障したり不具合を起こさないためのおまじないとして、緑色の乖乖(グァイグァイ/スナック菓子)が置かれています。
オフィスもオシャレな空間。
一般的なオフィスと違い、開放的でのびのびと仕事をこなせそうです。
臺虎精釀啤酒のヘッドブルワーであり、台湾で最も有名な女性ブルワーのウィニーさんとスタッフさんにも直接お話を聞くことができました。
ビール製造秘話は、動画でチェック!
今回たくさんビールを試飲させていただいたのですが、各ビールの紹介はタップルーム紹介の記事にて紹介します。
記事は準備ができ次第、公開予定です◎