台湾の昔ながらの建築物「三合院」が見られる貴重な「客家大院」
台北市内から車で1時間ほど南下した苗栗(みゃおりー)。
苗栗は様々な民族が住む地域で、客家人はその65%を占めていたと言われています。
今回は、そんな客家文化の貴重な建築物である、姜太公道場内の「客家大院(かーじゃーだーゆえん)」を紹介します。
客家大院へ行ってみた
今回メインでご紹介する客家大院は、姜太公道場という庭園内にあります。
車やバイクは、無料で駐車することができます。
姜太公道場
入場料200元を支払い、チケットを購入します。
チケットに50元引きの割引券がついているので、園内のレストランや屋台、お土産屋さんで使用してくださいね。
園内はなぜか桃太郎がテーマ。
あちらこちらに鬼やら桃太郎やらがいて、日本家屋風の建物もありました。
可愛らしい桃太郎の姿に、来園者たちも思わず記念撮影、笑
園内は白い花を咲かせる油桐花(シナアブラギリ)が見られる場所としても有名です。
4~5月ごろに見ごろを迎える花々は、地面に落ちた白い花が雪のように見えることから「木の雪」として、台湾の人々に親しまれています。
残念ながらわたしたちが来園したときは、花はまったく咲いていませんでした。
他にも、きのこのフォトスポットや木の彫刻が見られるお店など、天気がよい日にのんびりお散歩をするのにぴったりの場所です。
客家大院
園内の奥まで進むと、メインの客家大院に到着です。
客家大院は、客家人の昔ながらの伝統家屋。
中庭を中心とした「三合院(さんごういん)」という建築スタイルを採用しており、大きな中庭を囲むように作られています。
客家大院の中庭には「北斗七星爐(べいどうちーしんーるー)」という七輪のようなコンロが置かれており、7つのコンロの上を跨いで通ると、悪いものを絶ち運気をあげてくれると言われています。
ちなみに、コンロは火がついているので、やけどしないように要注意。
さらにお神輿の中にいる媽祖(まーずー)に、自分の名前を心の中で伝え、お神輿の下をくぐれば、運気が上昇するんだとか。
また、客家大院では平安符(おまもり)がもらえ、スマートフォンのケースや車の中に入れて持ち歩くことで、さらに運気アップ!(数々のご利益!!)
詳しい参拝の仕方は、ボランティアの方に聞いてみてくださいね。
他にも土地公(土地の守り神)や井戸がありました。
金運がアップする「發財米(ふぁつぁいみー)」もありましたよ。
客家大院付近の観光スポット
車がある方は、客家大院近辺の観光をするのもオススメ!
大補内弾珠汽水観光工廠
長い歴史を感じるラムネ工場。
DIYで自分だけのラムネを作る事も可能。
台灣農林銅鑼茶廠
モダンなお茶工場。
台湾のお茶に興味のある方にオススメ。
綺緣樟腦精油觀光工場
エッセンシャルオイル博物館。
カフェや足湯空間なども併設。石けん大国の台湾ならではの石けんも販売しているのでお土産にも。
客家大院へのアクセス
住所 | 苗栗縣銅鑼鄉龍泉15號 姜太公中部道場内 |
アクセス | 台湾鉄道「銅鑼」駅よりタクシーで10分 |
営業時間 | 8:30 ~ 17:00 |
電話番号 | 0938-813-638 |