苗栗三義の火炎山について
台湾中心部に位置する苗栗(みゃおりー)の三義(さんいー)には、台湾版グランドキャニオンと呼ばれる「火炎山(ほぉーいえんさん)」があります。
その名のとおり、空に向かって尖る形と植物がなく赤土が露出した迫力のある姿は、まるで火が燃え上がっているよう。
火炎山は大きな地殻変動によってつくられたと言われており、台湾百岳(台湾100名山)にも指定されています。
標高602メートル、全長6.4キロメートルの火炎山は、台湾三大火炎山の1つと言われており、高雄六龜の十八羅漢山、南投の九九峰と並び称されています。
特に苗栗の火炎山は、三大火炎山の中でも最も標高が高く、人気が高いです。
台湾のハイキング愛好家にとって、必ず行きたい聖地みたいな場所なんだそう。
トレッキングコースや地形について
火炎山の登山口は、バス停の「伯公坑」駅から見える高速道路の下にあります。
「登山口」という文字があちこちに書かれていますので、それに従って進んでくださいね。
トイレは登山前に済ませておきましょう!
高速道路の下に、公共トイレがあります。
火炎山のトレッキングコースは地元のボランティアによって整備されているため、初心者や家族づれでも比較的楽しみやすいです。
整備されているといっても、道中は木の根や石が多いため歩く際には注意しましょう。
可能であれば、トレッキングシューズや日よけの帽子、トレッキングポールなどがあると安心です。
火炎山で最もの美しい景色が見られるのは「大峽谷(だーしゃーぐー)」。
登山経験が少ない方でも、入口からおおよそ90分ほどで到着できます。
火炎山大峽谷
上り始めて約90分、たどり着いたのが台湾版グランドキャニオン「大峽谷」。
このめずらしい風景のために、ハイキング愛好家だけでなく多くのフォトグラファーやインスタグラマーが火炎山を訪れています。
ただし、気を付けてほしいのは写真撮影時!
安全のため、策には近づかないようにしましょう。
山肌はとても柔らかく、崩れやすいです。
道中分かれ道がいくつかありますが、看板にそって進めばOK!
道に迷った場合は周りの人に尋ねれば、親切に教えてくれますよ。
火炎山山頂(三角點)
火炎山の山頂は、大峽谷からさらに進んだ三角點。
遠くに大雪山などの山々と、運よく雲海を見ることができました。
三角點についてからは、元来た道を戻るのも良し。
そのままぐるっと回って、下山することもできます。(おおよそ3~4時間の道のり)
下山の道中、地元の人々が農産物などを販売していることもありますよ。
週末には多くの人が訪れるため、混雑が予測されます。
朝早い時間に山に入ることを事をオススメします。(中には朝7時から上っている人も!)
また、ボランティアの方が山頂でお茶を配っている事もありますよ。
なんと20キロもの重いお茶を運んできてくれるそうです!
ものすごい体力!
苗栗三義の火炎山へのアクセス
アクセス | 台湾鉄道「泰安」駅より、839番バスに乗車「伯公坑」駅にて下車 |
管理局公式HP | こちら |
台湾でもめずらしい景色が楽しめる「火炎山」。
公共交通機関だけでもたどり着けるハイキングコースなので、山登りがお好きな方はぜひチャレンジしてみてくださいね!