原生林を突っ切るワイルドな縦走コース!〜旗霊縦走〜

台湾縦走

標高は低いが難易度は高い縦走コース

台湾には多くの山脈があり、山の尾根を歩く縦走登山ができるポイントがたくさんあります。

縦走登山とは普通の登山が山頂に立った後に下山するのに対して、下山せずにそのまま次の山に向かうことを縦走と言います。尾根伝いに、いくつかの山頂を経由しながら歩くのが基本ですが、山頂を経由せずに、稜線を歩いていくことも縦走と呼ばれています。

縦走ってプロ登山家がするものでしょ?と思う人も多いと思いますが、初心者でも挑戦できる縦走コースも台湾にはたくさんあり、今回は以前台湾プラスで紹介した玉山山脈最南端の山、旗尾山から霊山山頂まで尾根伝いに進む縦走登山に挑戦してきました。

旗霊縦走コースについて

台湾縦走
台湾縦走

旗霊縦走コースは旗尾山(318m)から福美山(334m)、金字面山(330m)、人頭山(390m)と4つの山頂を辿り霊山(389m)を目指す全長6.5kmのコースです。
今回は旗尾山を縦走登山のスタート地点とするためまずは前回と同じく妙蓮寺の裏手に登山口がある第一登山口から旗尾山山頂を目指します。
この第一登山口コースは以前紹介した通り急勾配な上に岩をロープを使って登る箇所などがあるコースで旗尾山山頂に辿り着くまでに一苦労ですw

※旗尾山山頂までのコースは今回は省略しますので以前の記事を参照してください。
旗尾山山頂登山詳細はこちらから

旗霊縦走コースに挑戦

台湾縦走

旗尾山山頂に着くと天候などの条件が揃ったからか、標高318mの旗尾山山頂からなんと雲海をみることができました。この地域では滅多にみることができない雲海なのでついテンションが上がってしまいましたw

台湾縦走雲海

さて、雲海を一通り楽し見終わった頃には尾根にかかっていた雲も晴れ今回の旗霊縦走コースを見渡せるようになりました。
見ての通り旗霊縦走コースの尾根は原生林で覆われており、障害物のない爽快なコースではありません。
むしろ熱帯の原生林の中に突撃するコースで爽快さとはかけな離れたコースとなっております。

台湾縦走
台湾縦走

早速その原生林の尾根のコースに入り霊山を目指します。
登山道は一応コース上にはロープが貼られていたり、目印となる看板が置かれていたりするのですが、基本的には原生林の木の根やの隙間を進むような感じで、場所によっては崖を岩肌に沿って進むような場所もあり、なかなか難易度の高い道が続きます。

台湾縦走
台湾縦走

そんな密林の中で時折木が生えていない休憩ポイントなどがありそこで休憩をとりながら福美山、金字面山、人頭山という順番に進んでいきます。
山頂といっても人頭山はしっかりと石碑が建てらていますが、福美山や金字面山はコースが山頂からちょっと外れているためこの辺が山頂だよというタグが木につけられている程度で、人によってはその山を経由したことすら気が付かないことがあります。

台湾縦走

そして登山を開始してから約3時間で霊山に到着しました。霊山山頂は簡単な石碑が置かれており、近くに祠が建てられております。
ちなみにこの霊山山頂付近は綺麗に道が整備されており、実は霊山だけであれば霊山登山道という整備されたコースを使えば簡単に到着できるポイントとなっております。
今回は縦走挑戦ということで、多分霊山まで一番困難な道を選んで進んだ形となります。なので旗尾山から人頭山までのコースの難易度がかなり高いのに反して人頭山から霊山までのコースは車が通れるほど綺麗に整備されており低難易度のコースに突然変わるため、人によっては肩透かしのようになり、最後の達成感ないと感じる人もいるようです。
私としてはスタートからの原生林をいくコースでかなり体力を使うので、後半楽なのはむしろ嬉しかったですw

霊山到着後は整備された霊山登山道というコースを使い下山しました。下山は特に難所などもなく、むしろシャトルバスが出てるほど舗装されている道で落ち着いて下山することができます。

旗霊縦走方法

旗霊縦走コースは基本的に旗尾山をスタート地点することがほとんどでまずは旗尾山第一登山口へ向かう必要があります。
旗尾山第一登山口へはバスで行くことも可能ですが、体力温存のために縦走登山をする方は車や送迎車を予約していくことをお勧めします。

旗尾山第一登山口位置(Google map 使用)https://goo.gl/maps/fSJn5sNyNTDoML2u9
アクセス高雄駅から8011、8025、8028のバスに乗り旗山國小」か「旗山糖廠」で下車、徒歩10分。