港からエントリーできるお手軽ダイビングポイント
以前台湾プラスでも紹介させていただいた台湾の離島「蘭嶼」。自然豊かな島で台湾本土とは違った文化を持つ地域で台湾人からも人気の観光地として有名です。そんな蘭嶼は陸上の観光地以外にも多くのダイビングスポットがあり、台湾国内のダイバーからも人気あります。
今回は蘭嶼で体験してきた2つのダイビングスポットを前後編に分けて記載しようと思います。前編は蘭嶼で一番大きな集落にある漁港からエントリーできる「藍洞(らん とん)」を紹介いたします。
エントリーポイント
今回は藍洋潛水訓練中心(らん やん ちぇん すぅぇい しゅん れぇん じょん しん)というダイビングショップでガイドとギアの手配をお願いしました。
エントリーポイントは開元碼頭(かい ゆぇん ま とう)という漁港の防波堤でここはオープンウェオーターのダイビング教室が開かれる初心者向けのポイントで防波堤からウォークインすることが可能です。
エラブウミヘビに遭遇
この日の水温は26度〜28度、透明度は15m、波も流れもないとても安定なコンディションです。
開元碼頭からエントリー後約15分間は深度13m程度の深度を海洋生物を鑑賞しながら藍洞に向けて進んでいきます。
藍洞に向かう途中でエラブウミヘビのようなウミヘビ(多分ヒロオウミヘビだと思います)に遭遇しました。エラブウミヘビは日本の沖縄にも生息する猛毒を持つ海蛇ですが、攻撃性が低いためこちから何かしない限りは攻撃してくることはないので、少し距離を置いて通り過ぎました。
蘭洞に到着
エントリーから15分ぐらい進むと目的の岩場に到着します。この岩場は巨大な岩がいくつも連なっているエリアで迷路のような岩の割れ目を縫うように進み楽しむことができます。
この岩場のエリアは最大深度30mまであるため、岩場の迷路に気を取られているとついつい深い深度まで進んでしまうということがあるので、ダイブコンピューターをこまめにチェックすることをお勧めします。
そして、このダイビングポイントのメインスポット藍洞にたどり着きました。
藍洞は岩場の下に空いた洞窟のことで、この洞窟内を通過し冒険気分を味わうことができる、沖縄のダイビングスポット「ドリームホール」にも負けず劣らずのケイブダイブをすることができる場所となっています。
流れが早い日はこの洞窟の中に入ることができないのですが、私が訪れた日は流れもなく洞窟内に入ることができました。
帰り道では元来たコースを少し外れてサンゴ礁エリアを通過して戻ることにしました。蘭嶼の周りには多くのサンゴ礁があるため、そこに住む魚や海洋生物鑑賞を楽しむことも蘭嶼ダイビングの楽しみ方の1つとなっています。
ちなみに帰り道でも1匹のウミヘビに遭遇しました。(たぶんこれもエラブウミヘビの一種だと思います。)
ダイビングショップ情報
今回藍洞までガイドしてくれた藍洋潛水訓練中心は蘭嶼のフェリーの玄関口となる開元港のすぐそばにあり、アクセスに便利でホテルも併設されており、近くにコンビニや食堂街もあり蘭嶼で初めてダイビングするという方にはオススメのダイビングショップです。
ダイビングやホテルの利用は事前に予約が必要な為ホームページより連絡をしてください。
藍洋潛水訓練中心 住所 | 台東県蘭嶼鄉295之2号 |
藍洋潛水訓練中心ホームページ | http://www.blueocean-lanyu.tw/ |