【本気で台湾登山】退屈な観光地、太魯閣で刺激的な冒険に挑戦しませんか?〜太魯閣錐麓古道〜

台湾太魯閣登山

太魯閣を本当の意味で楽しむ方法

自然が作り出した断崖絶壁の絶景を見ることができる太魯閣は外国人観光客や高齢の台湾人からとても人気がある観光地で、行ったことあるよ!という方も多いと思います。
ただ私の個人範囲の観測では若年層の台湾人からはさほど人気はありません。修学旅行で行ってそれで十分だよね。というレベルです。
というのもほとんどの太魯閣ツアーではバスで移動して決められた場所で景色を見てそれで終わりという予定調和感があるため退屈な観光地として話題に上がることもあります。

さて今回はそんな太魯閣の断崖絶壁をただバスツアーで眺めて終わるのではなく、あの絶壁を歩けるトレッキングコース錐麓古道(ずぅい るぅ ぐぅ だお)を紹介します

錐麓古道について

錐麓古道は1914年山岳地帯に住む太魯閣族へ進攻するために作られた山道で太魯閣族と日本人の戦いが終わると、この山道は数回にわたる補修工事が行われ1925年に開通しました。

トレッキングコースの全長約3.1kmで錐麓古道に入るためには入山申請が必要となっており、同日最大156名のみ入山許可証が発行されます。また入山には現地で200NTDの入山料を支払う必要もあります。(2021年11月時点で土砂崩れのためにコースの西側が通行止めとなっています)
また登山道全体が保護エリアとなっているため、売店や給水できる水道がないため水や行動食は事前に準備する必要があります。

錐麓古道トレッキングコースについて

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錐麓古道へは燕子口(いぇん ず こう)にある登山口から入ることができます。この登山口横に管理局のブースがあり入山許可書を提示する必要があります。
また燕子口付近には駐車スペースがあり車で来る方は駐車することも可能です。

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錐麓古道に入るとすぐに吊り橋があり、太魯閣の綺麗な谷川の景色を楽しむことができます。
吊り橋を対岸まで渡るとしばらくは森の中の山道を歩くことになりますがこの森の中の山道は傾斜が急で道もほぼ整備されておらず、いきなりハードモード登山となります。(まあこのコースの大半はハードモードですけどね・・・)
この森の中の山道の途中には昔日本軍が作ったとされる建物跡などがあり、歴史に興味がある方はそれらを楽しむことができます。

錐麓古道の見どころ

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森の道を抜けると錐麓古道最大の難所であり最大の見どころ、錐麓断崖と呼ばれる崖の中腹を通る細い道にでます。
ここは言葉で説明するより写真やGoogle 360を見ていただく方がその凄さが伝わると思います。

錐麓断崖の道は約500m続きこの崖の道には転落防止用の柵なども設置されていないため、十分に足元に注意しながら進んでください。

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錐麓古道の終着地点は少しひらけた断崖駐在所と呼ばれる場所になります。本来であればここからさらに西に山道が続いているのですが、残念ながら現在は修復工事をしておりこれ以上進むことができず、ここで折り返し元来た道を帰ることになります。
終着地点付近には休憩ができるスペースや景色がいいビューポイントなどがあり、ここで休憩したり写真撮影をしたりすることが可能です。

燕子口からこの断崖駐在所まで約2時間半の時間がかかりました。このトレッキングコースは全体的に難易度が高く登山に慣れていない人だと3時間以上かかることもあります。

錐麓古道アクセス情報

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錐麓古道へは車で移動をするか花蓮で車をチャーターして行くことをお勧めします。
また入山には事前申請が必要なため以下のリンクより1週間前には入山申請を行ってください。

錐麓古道 燕子口 Google maphttps://goo.gl/maps/Vtxkq5iw2kbLWsnh7
アクセス台湾鉄道 花蓮駅 から車で40分
入山事前申請サイトhttps://npm.cpami.gov.tw/apply_1_2.aspx?unit=105e956f-d8da-49f7-a9b7-3aefdda88a12
入山料200NTD