海を見ながら本当の自由を満喫するために多くの人が集まるイベント
台湾のエスニック、ヒッピー文化に興味がある若者の間で熱狂的な人気を誇るイベント海或(はい ふぅぉ)!
その雰囲気はあまりにも台湾に似つかわしくないため、台湾人の中でもこのイベントに対する評価は賛否両論ありますが、今回私は海或が実際にどういうイベントなのか体験するためにイベントに潜入してきました。
海或は台11と呼ばれる台湾東海岸を縦に走る国道沿いの何もないビーチで開かれており、海辺を歩いて行くと流木などを使ったオブジェが出現し、多くの人がオブジェのさらに向こう側に向かって歩いて行く様子に出くわします。
そして会場らしきところに着くとそこにはテントや不思議な形をした舞台やオブジェなどがあり、この場所ではアクセサリーを販売している人や、音楽を奏でる人、舞台で演奏する人や木に登る人、ボードゲームをしている人など自由気ままに自分が好きなことを行っています。
海或一応ハンドメイドマーケットイベントという程なのですが、物を販売する気がないブースばかりで単純に皆この場にいること自体を楽しんでいるようです。
そしてこの海或が最高にハイになるのは日没後です。
夜になると大きな焚き火がたかれ、至る所で楽器を演奏する人が現れ、お酒を飲み、踊り、笑い、叫び、ここでしか味わえない独特の雰囲気があります。
ちょっと言葉で表現するのが難しい雰囲気なので動画をいくつかアップしますので雰囲気を読み取っていただけると思います。
動画はこのイベントの一部で、会場の様々なところでさらに自由な表現をしている人たちもおりました。
中にはちょっと危ない感じのハイになっている人たちもいたので女性の方でこのイベントに参加される方は、その辺は注意しましょう。
以上が今回ヒッピーイベント海或で私が体験してきた内容となります。
海或について
この海或は2010年から開催されているイベントで、初めは海辺のフリーマーケットという趣旨だったそうですが、そのうち様々なアーティストが集まるようになり、今の形になったと言われています。
一時は性犯罪や違法薬物の使用者がこのイベントに多く集まったことからイベント自体の開催がなくなるという話もありましたが、主催者がそれらの違法行為を無くす仕組みを作り今では比較的安全なイベントになりほぼ毎年開催されるようになりました。
来年の夏も開催される予定なので興味がある方は一度海或を体験してみてはどうでしょうか?
海或アクセス情報
イベントの会場は山と海の間のビーチで開催され、花蓮市街地からは車かバイクをレンタルして行く必要があります。
また、この海或が開催される時期はこの周辺の宿泊施設の予約が取りにくくなるため宿泊施設の確保も前もって行う必要があります。
海或市集開催場所 Google map使用 | https://goo.gl/maps/QzyXRuEgsxMABtT1A |
公式Facebook | https://www.facebook.com/Ocean.home456/ |