まるで台湾ではないような絶景を楽しむ
前編の記事では登山口から九九山荘までの道のりを紹介いたしました。
後編はついに大霸尖山＆小霸尖山までの道のりの紹介です。
前編をまだみていないと言う方はぜひ前編からみてください。
2日目大霸尖山＆小霸尖山までの道のり
2日目は山荘から稜線に沿って加利山、伊澤山と進み、大霸尖山と小霸尖山へ至る約18kmの道のりを進みます。
大霸尖山までの道のりは台湾では珍しい針葉樹林が自生する山肌にある道を進みます。道は狭いですが、しっかりと踏み固められた道で比較的歩きやすく大霸尖山の手前までは特に問題なく進むことができます。
そしてついに大霸尖山まで900mの位置までやってきました！
ここから岩が飛び出た道になり急に歩きにくくなるので注意しながら進む必要があります。
第一の目的地大霸尖山は四方を崖に囲まれた尖山で、見た目はまるで中世ヨーロッパの砦のようです。
私がここに着いた時は正午前後で太陽が大霸尖山の上にありとても綺麗な風景を見ることができました。
大霸尖山は山頂に登ることができないため、大霸尖山の崖の横を通りもう一つの目的地小霸尖山に向かいます。
（昔山頂まで登ることができたそうですが、今は山頂までの登山禁止となっています。）
小霸尖山も大霸尖山と同じような崖に囲まれた尖山ですが、この小霸尖山は山頂まで登ることが可能です。
山頂まで登ることができると言っても、歩ける道があるわけではなく、崖をロッククライミングで登るコースがあるだけです。
一応崖にはロープがかけられているので、それを伝い山頂を目指します。
そしてこの小霸尖山の山頂からの景色がこの登山で一番の絶景を見ることができます。
ここからの景色は言葉では表すことができないほど清々しいものなのでぜひ上記の動画を見てください。
登山口から小霸尖山の山頂までの道のり約31kmを1日半かけて踏破することができました。
本来のコースとしては小霸尖山から反対側へさらに下る道があるのですが、今回私たちは山頂で絶景を楽しんだ後、もときた道を引き返し、九九山荘でさらに一泊をし、3日目で下山し家路に着きました。
3日間往復で62kmの道のり何とか怪我もなく無事に完走することができて何より安心しています。
台湾で本当の登山を体験したいという旅行者の方にはこの大霸尖山＆小霸尖山登山を心からお勧めします。
大霸尖山＆小霸尖山情報
大霸尖山へ続く登山道ヘは台湾新幹線の新竹駅または台湾鉄道竹東駅から、長距離バス台湾好行の觀霧線に乗り、「觀霧國家森林遊樂區」バス停または「觀霧山莊」バス停で下車し、大鹿林道東線の登山口まで歩いていく必要があります。
長距離バスは本数が少ない為事前に出発時刻を調べていくことをお勧めします
| 大霸尖山 位置（Google map利用） | https://goo.gl/maps/6wUUJcqfsXKLH58g8 |
| 入山申請 | http://npm.cpami.gov.tw/index.aspx |