日本統治時代に作られた石造のアーチ橋
新竹県のほぼ中央北側に関西と呼ばれる山間の小さな町があります。小さな町ですが高速道路3号線インターチェンジがあるためドライブの休憩地として訪れる人が少なくありません。
関西は中央山脈を水源とする牛欄河(にょう らん はぁ)と鳳山渓(ふぉん さん しー)と呼ばれる2つの川が流れており、水の町として有名な場所です。
その2つの川の牛欄河に約80年前日本がまだ台湾を治めていた際に作られた5つのアーチが特徴的な石造りの橋が当時の姿のまま残されております。
それが今回ご紹介する東安古橋(どん あん ぐぅ ちゃお)です。
東安古橋は関西の繁華街のすぐ近くにあり車通りが多い中で現在でも現役の橋として機能していて、東安古橋の橋の下には牛欄親水公園という川に沿った小さな公園になっており、どことなく京都の鴨川の川沿いのような雰囲気があります。
牛欄親水公園には東安古橋以外にも木製の吊り橋が設置されていて、散歩やランニングに最適なコースが整備されていたり、東安古橋が作られた当時に使われていた井戸や石作りの水瓶などが置かれており昔の人がこの川を中心に生活をしていたということを感じることができます。
東安古橋情報
正直にいうとこの新竹県関西はこの東安古橋がいちばんの観光名所となっており、これ以外だと有名な牛肉麺のお店があるというぐらいなので、日本からの旅行でここを訪れることはオススメしませんが、台湾に住んでいる方でのんびり休日の時間を過ごしたいという方やドライブの休憩地としてはとてもいい場所なので、ぜひ時間に余裕がある際に足を運んで見てください。
東安古橋 住所 | 新竹県関西鎮中山東路 |
アクセス | 構想道路3号線関西インターチェンジから車で5分。 |