台湾の最北端には何がある?富貴角燈塔!
突然ですが、台湾の最北端には何があるんだろう…なんて思ったことはありませんか?
台湾の最北端には、富貴角燈塔(灯台)があります!
約26㎞続く岩や草地がある一帯が富貴角と呼ばれる岬で、その先の灯台が富貴角燈塔です。
この岬付近は富貴角公園となっていて、遊歩道が整備されています。
遊歩道を進むなら、夏は日傘や日焼け止めが必需品!
台湾の最北端と言えば富貴角燈塔ですが、台湾本島は南、西、東にも灯台があります。
- 最南端の灯台は鵝鑾鼻灯台
- 最西端の灯台は國聖燈塔
- 最東端の灯台は三貂角灯台
台湾本島4つ全ての灯台に行ったことがあるという話は、よく聞きます。笑
台湾の最北端に位置する富貴角燈塔に行ってきました
台湾の最北端で富貴角燈塔を見てきました。
八角形で黒と白色が目立つ富貴角燈塔
1987年に造られた富貴角燈塔は、もともと富基角燈塔と呼ばれ、今と同じ八角形のデザインでしたが材料は鉄を使っていたそうです。
日本と台湾間に海底ケーブルや航路設備などを建設するため、日本人によって台湾に造られた初の灯台です。
第二次世界大戦の時に灯台が崩れたため、コンクリートを使って再建され、現在の灯台になりました。
八角形と白と黒のコントラストが特徴の富貴角燈塔です。
秋と冬には濃霧が発生するため、霧笛の設備がある灯台です。
夕日を背景にした素敵な灯台の写真を撮れるスポット
富貴角燈塔と言えば、灯台の後ろに沈む夕日が映っている写真が有名です。
人気のフォトスポットで、灯台と夕日が一直線になる時期(4~5月ごろ)はたくさんのカメラマンが素敵な写真を撮ろうと待ち構えています。
日中でも、こんなおもしろい写真が撮れますよ。笑
灯台の背景に夕日を入れる写真は決まった時期しか撮影できませんが、普段でも山に沈む綺麗な夕日が見られる場所です。
海を見ながら、まったりするのにも最適。
空と海が一面に広がり、開放感を感じます。
現実を忘れてしまいますね。
富貴角燈塔に訪れた際は公園と老梅緑石槽もおすすめ
富貴角燈塔の近くには公園と老梅緑石槽があります。
時間がある方は、この2スポットもおすすめです。
遊歩道が富貴角燈塔と続く富貴角公園
富貴角公園は岬のあたり一帯を指します。
海を眺めたり、植物を見たりしながら歩ける遊歩道が整備されています。
公園内には小さな迷路がありますよ。
海を見ながらゆっくりできる東屋もあり。
看板があるので、安心して先へ進めます。
台湾でココだけ!春に現れる老梅緑石槽
昔、火山が噴火した時に富貴角岬沿いに火山礁岩が残りました。
長い間、波にさらされたことで独特の形(細長く並んでいるような)になったそうです。
そして、春にはその火山礁岩の表面で海藻が育ち…すっごく綺麗な景色になるそうですよ。
海藻によって緑色に染まる火山礁岩を老梅緑石槽と言います。
灯台と同じく、富貴角公園の遊歩道内から行けます。
灯台に向かう時のような道を歩いて行きますが、看板があるので迷いません。
4~5月の季節風が弱まる時期に海藻が育ち始め、気温が高くなると海藻は無くなります。
老梅緑石槽は春だけ見られる不思議な光景として人気です。
台湾最北端の富貴角燈塔へのアクセス
富貴角燈塔に車で訪れる方は、貴角燈塔の駐車場を使えます。
ですが、富貴角燈塔の駐車場は数が多くありません。
満車の時は富貴角公園に車を停めて、歩いて灯台に向かう人も多いです。
公園の駐車場から灯台まで1.2キロほどなので、景色を見ながら歩くとあっという間です。
住所 | 新北市石門區253 |
アクセス方法 | 台灣好行皇冠北海岸線の「風藝術營區」下車後、徒歩約14分 |
開放時間 | 4月~10月は9時から18時、11月~3月は9時から17時 |
定休日 | 月曜日 |