文昌公廟ってどんなところ?
文昌公廟(ウェンツァンゴンミャオ)とは、台湾台中市にある廟のこと。
1797年に建てられ、約200年の歴史をもちます。
※廟とは
神さまや祖先を祀っている場所。
日本でいうお寺や神社のような存在。
萬和宮(ワンファーゴン)という台中市の歴史文化財に指定された廟のとなりに建てられています。
文昌公廟の近くには市場や老街(古い町並み)もあり、毎日多くの方が参拝に訪れています。
文昌公廟はどんなご利益があるの?
文昌公廟がメインに祀っている神さまは文昌帝君、魁斗星君、朱衣帝君、關聖帝君、孚佑帝君をまとめた「五文昌帝君」と呼ばれる5人の神さま。
五文昌帝君は学問や試験、仕事などのご利益があるとして、有名です。
学問で有名な神さまが祀られているからか、台湾の日本統治時代には文昌公廟が学校のような機能を果たしていたといいます。
当時の文昌公廟では、台湾の文化や言語を学べる場所として多くの人が集まっていたといたそう。
その名残もあってか、今も文昌公廟は優秀な学生に奨学金制度を設け、学生を応援する活動を毎年行っています。
文昌公廟の様子を見てみよう!
さっそく文昌公廟の様子を見てみましょう!
文昌公廟の中は1階と2階に分かれており、こちらはメインの2階です。
写真にも見えていますが、子供連れの親子が参拝に来ていますね。
もしかしたら試験がうまくいくように、お願いしているのかもしれません。
そのほかにも、勉学をイメージさせるような筆の置物もありました。
また、日本の絵馬と似ている「祈福榜(チーフーバン)」もあります。
※祈福榜は、自分の願い事をカードに書き、廟にかけておく日本の絵馬と似たものです。
外に出ると、大きなお釈迦さまがお出迎え。
他にも観音さまや、五文昌帝君である關聖帝君の銅像を見ることができます。
外には文昌公廟の特徴でもある、細かい彫刻も楽しむことができます。
お天気がいい時には、こちらで日向ぼっこをするのも楽しそうです。
台中で試験や勉強の運勢を上げたいなら文昌公廟にいこう!
文昌公廟の近くには萬和宮、市場や老街(古い町並み)があるので、2時間くらいあればゆっくり見て回れますよ。
一般的な観光よりも、台湾の人々のローカルな暮らしを見てみたい方にはとってもオススメです。
台中にやってきた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
住所 | 408 台中市南屯區南屯里文昌街100 號 |
アクセス | 台中駅(台鉄)から56番バスに乗り、南屯(五權西路)で下車。徒歩三分 |