お参りもできて、景色を見ながらのんびりもできる一石二鳥のパワースポット
台北市内湖区の碧山の山中に 碧山巌開漳聖王廟(び さん いぇん かい じゃん せぇん わん みゃお) と呼ばれる廟があります。
碧山巌開漳聖王廟は1751年に碧山で作られた小さな祠から始まり、この地を訪れる信者が増えたため1801年に本殿が建立され、その後1913年までの約100年間の間に幾度も修正と増築を繰り返しながら現在の大規模な建築物となりました。本尊は唐朝時代中国本土福建省の英雄と称えられる陳元光と、その部下である李伯瑤と馬仁という二人の将軍が祀られています。
碧山巖開漳聖王廟は山の中腹に位置しており、本殿に行くためには廟の駐車場まで車やバスで行きその後100段以上ある長い階段を登り本殿を目指します。
この碧山巖開漳聖王廟にはいくつかの言い伝えが残っており、本殿を目指す途中には様々なその言い伝えに関連する石像や石碑が置かれております。
現在の本殿は2016年〜2019年に修復、増築されたもので比較的新しく石柱や壁、天井などに技巧を凝らしたデザインが施されており、私が碧山巌開漳聖王廟を訪れたのは平日の午後だったということもあり、観光客はほとんどおらずこれらのデザインをゆっくりと干渉することができ、その美しさにはつい見とれてしました。
碧山巖開漳聖王廟で有名なのがこの本殿から伸びる屋根付きの階段です。この階段の屋根は木造で木製の柱1本1本に中国の物語や神話の一場面を表した絵画が施されており、1つ1つに芸術的な価値があるだけでなくこれらが一列に並ぶこの通路自体が1つの作品となっております。
碧山巖開漳聖王廟に訪れた際はこの階段は必見です。
そして廟に参拝する以外に碧山巖開漳聖王廟の魅力は何と言っても台北盆地を全て見渡せる高台からの景色です。
あまり日本のガイドブックなどには取り上げられませんが、碧山巖開漳聖王廟は台北101や南港山などを見ることができる場所で台北101に登るよりもいい景色が見ることができると思います。また昼間だけでなく夜景を楽しめるスポットとしても人気があります。
(夜に廟に行くのは私は怖くて無理ですが、そういう霊的なものを全然気にしないよ気にしないよ!という方は是非夜景を見にきてみてください。)
碧山巖開漳聖王廟情報
碧山巖開漳聖王廟は台北市北部の山の中に位置しており、以前台湾プラスで紹介した白石湖の近くにあるためこの2箇所を同日に巡ることがオススメです。
碧山巖開漳聖王廟 住所 | 台北市內湖區碧山路24号 |
アクセス | 台北地下鉄 内湖駅 下車。台北市バス小2に乗り換え、「碧山巌(白石湖吊り橋)バス停」下車。 |