疫病を治めるために建てられた廟〜桃園景福宮〜

桃園景福宮

石原裕次郎もお参りにきた廟

桃園景福宮は1811年現在の桃園市で疫病が蔓延していた際に、疫病を治めるためにこの地に住む人たちにより建立された開漳聖王を主神に祀った廟で、現在でも毎年多くの参拝客で賑わいます。
日本の人には違いを見分けるのが少し難しいですが、假四垂という台湾ではこの廟だけで見られる伝統的屋根形式が使われており、屋根の上には精巧な彫刻が数多くあるなど、建造物としても価値があります。

またこの桃園景福宮は1962年に日台共同制作の映画「金門島にかける橋」の撮影ロケ地となっており、その際に石原裕次郎がここ桃園景福宮で撮影を行い、その際に参りをしたと記録が残っております。

地元では「大廟」という愛称で呼ばれる景福宮は、単に地元の信仰の中心であるだけでなく、古くからこの地の発展の中心でした。中正路、民生路は景福宮を中心に四方へ延び、桃園市の中心街となり、常に桃園と共にあった景福宮は、今ではこの地の歷史の軌跡を人々に伝える役割を担っています

桃園景福宮 住所台湾桃園市桃園区中正路208号
アクセス桃園駅から徒歩10分
開放時間6:00〜20:00。年中無休
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