宜蘭が生んだ、台湾のめぐみがつまったクラフトビール
台湾で飲んだくれたい!
台湾の素敵なバーを知りたい!
というお酒好きのユーザー様から台湾のお酒情報をもっと知りたいとのご要望を受け、台湾のお酒ブランドやバーを紹介するこの企画。
今回ご紹介するのは、宜蘭で生まれた台湾産クラフトビールブランド「吉姆老爹(英語名:Jim&Dad)」。(以下吉姆老爹)
台北の観光名所、大稻埕(だーだおつぇん)にあり、以前記事で紹介したデンマーク生まれのビールブランド「米凱樂(ミッケラー)」から、徒歩5分の距離にあります。
Googleマップの評価は、なんと驚異の4.7!※2023年7月時点
(わたしは初めて見たかもしれません…)
土地柄日本人も多く訪れており、台湾の食品や漢方をつかった風変りなビールが特徴です。
またビールメーカー直営のタップルームのため、比較的安価な価格で飲めるのもうれしいポイント!
それでは、今回は「吉姆老爹 台北大稻埕店」を皆さまにご紹介いたします!
「吉姆老爹」へ行ってみた!
吉姆老爹の英語名は、Jim&Dad。
その名の通り、ヘッドブルワー(製造長)のJimさんとそのお父様が作られたビールメーカー。
Jimさんは、アメリカ留学中にクラフトビールに出会い、その後台湾で就職。
台湾で働く傍ら、アメリカで学んだクラフトビール造りをされていました。
転機が訪れたのは、2013年。
自宅でビールを作る、ホームブルーイング大賞で優勝したことから、自分のブルワリーを持とう!と決心されたんだそう。
店舗は、工場がある宜蘭と台北の大稻埕の2店舗。
大稻埕店は、駅から徒歩10分と好アクセス。
店内は清潔でほどよく明かりがしぼられた、チルな空間。
1階のカウンター席だけでなく、2階にはソファ席もあるため、友人とゆったり語り合うにも最適。
子供を連れた家族づれも来店されることもあるんだとか。
夜は、クラフトビールを求めるお客さんでにぎわいますが、早い時間であれば、ゆったりと飲むことができるそうですよ。
吉姆老爹のビールを紹介
年々熱が高まる台湾のクラフトビール市場。
「台湾産クラフトビールで吉姆老爹が一番好き!」という人もいるほど、根強いファンがいる吉姆老爹。
今回も定番のビールから、ひと癖あるビールまで6種類いただいてきました!
(左)酒花炸彈/HOP BOMB IPA
7種類のホップをブレンドした、まさに口の中でホップの香りが爆発する一杯。
しっかりホップが香るものの苦みは少なく、9%のアルコール度数を感じさせない緑茶のような爽やかなのど越し。
甘くなく、クラシックなビールが好きな人におすすめ。
(中央)白鷺紅茶小麥啤酒/EGRET BLACK TEA WEIZEN
宜蘭の冬山にある、正福茶園というお茶園とコラボした商品。
台湾生まれのお茶「台茶17號」に小麦を合わせ、紅茶の甘みがありながらも、小麦のすっきりした味わいを作り出しました。
(左)盛夏馬賽克/SUMMER MOSAIC
フルーツのような香りが特徴のモザイクホップを用いて、グレープフルーツやマンゴー、パイナップルのようなトロピカルな香りを生み出しました。
人によって、感じるフルーツの香りが違うそう!
わたしたちは、まるでグレープフルーツを丸かじりしたような、フレッシュ甘さとフルーツ独特の苦みを感じました。
(左)香草琥珀艾爾/Vanilla Amber Ale(期間限定)
カラメル麦芽をベースに、バニラビーンズを合わせた一品。
まろやかな口当たりと淡いミルクの味わいが、まるで焦がしキャラメルとバニラアイスを食べているような飲み心地。
2022年のビールフェスティバルで販売したところ、人気だったので店舗でも販売開始になった商品。
(中央)金棗蜜餞/Jim&Dad`s Kumquat Pale Ale(期間限定)
宜蘭の蜜餞(砂糖漬けフルーツ)を使ったビール。
蜜餞の甘~い香りが広がり、後味にキンモクセイの香りが鼻を抜けていきます。
わたしたちは、チョコレートとキンカンを一緒に食べているような味に感じました。
しっかり甘いので、女性にも◎
(左)蘭城舊味/Jim&Dad`s Kumquat Kiss Good Morning(春節限定)
100年以上続く歴史のある漢方メーカーとのコラボ商品。
ちょっとお薬を思わせる酸味・苦み・甘みの絶妙なバランスが絶品。
思わずビールを飲んでいる事を忘れてしまうような、とても台湾らしい一杯。
吉姆老爹はフードも充実。
枝豆、ワンタン、宜蘭名物の鴨賞をいただきました。
「吉姆老爹 台北大稻埕店」へのアクセス
住所 | 台北市大同區延平北路二段4號 |
アクセス | 台湾地下鉄「北門」駅より、徒歩8分 |
営業時間 | 16:00-24:00 |
定休日 | 火曜日 |
公式HP | こちら |
吉姆老爹から、以前紹介したデンマークのクラフトビールショップ米凱樂(ミッケラー)へは徒歩5分。
両方はしごして、クラフトビールを楽しみつくす夜もいいかもしれません。