基隆奠濟宮とは
基隆市の奠濟宮は1875年に完成した道教の寺院です。主神は開漳聖王(陳元光将軍)。
陳元光将軍は、西暦686年に命を受けて、漳州(現在の福建省や広東省あたり)を平定した唐時代の人物です。
同地域を安定させて恩恵を与えた人物として、「開漳聖王」として祀られるようになりました。
基隆市に住む方々の多くは、陳元光将軍と所縁がある福建省南部の出身です。
奠濟宮の入り口にあるコチラの像が「開漳聖王」です。威厳のあるお姿です。
奠濟宮は入り口付近に、「基隆廟口夜市」と呼ばれる有名な夜市があるところも大きな特徴です。
下の写真は奠濟宮の表門。夜市と一体化しています。
表門から「開漳聖王」の像があるところまで、お店が続いていて、観光客も多かったです。
「奠濟宮」は基隆廟口夜市に行った時に、忘れずに訪れたい観光スポットですね。
基隆市の奠濟宮に行ってきました
奠濟宮は基隆市最大の寺院になります。表門を通り、夜市を歩いて行くと本殿が見えてきます。
「開漳聖王」が祀られている「奠濟宮」は、「聖王宮廟」「聖王廟」「聖公廟」とも呼ばれます。
早速、中に入ってみます。
「奠濟宮」には誰でも利用可能なお手洗いがあり、お手洗いに行く人の姿も少なくありません。
龍柱や壁の装飾を見ながら中に入ります。
開漳聖王だけではなく、複数の神様が祀られています。
お祈りをした後、夜市を通って帰路につきました。
基隆廟口夜市には、人気のお店もありますので、気になる方はぜひ、行ってみてください。
基隆市には100年以上の歴史を持つ寺院が奠濟宮を含めて3つあり、基隆三大廟と呼ばれています。
日中はお寺巡りをして、最後に奠濟宮と夜市に行くというのも楽しいかもしれません。
基隆三大廟とは
「奠濟宮」「基隆護國城隍廟」「媽祖廟慶安宮」の3つのお寺を「基隆三大廟」と言います。
基隆護國城隍廟
1887年ごろに建てられたのではと言われているお寺です。
戦争中に攻撃の被害を受けないよう、信徒が神像を背負って逃げたというお話があります。
幸いにも、お寺自体に大きな被害はなく、神様が守ってくれていると感じたそうです。
媽祖廟慶安宮
基隆市の一番古い媽祖廟です。
台湾で唯一、漳州媽、泉州媽、湄洲媽を同じ場所で祀っています。
基隆に住む人々にとって、安全と祝福を祈るお寺。
基隆市の奠濟宮へのアクセス方法
住所 | 基隆市仁愛區仁三路27-3號 |
アクセス方法 | 台湾鉄道「基隆站」下車後、徒歩約10分 |
開放時間 | 07:00–22:00 |
公式Instagram | こちら |