台湾東部に浮かび、豊富な自然に囲まれる蘭嶼
台湾の周りには、いくつか孤島がありますが、その中でも各段に行きにくく、美しい自然が残るのが蘭嶼 (らんゆー)。
蘭嶼は昔、夕日が山の峠に当たり、赤く燃えているように見えることから「紅頭嶼」と呼ばれていたそうです。(由来は諸説あり)その後、胡蝶蘭にちなんで「蘭嶼」という名前に変わりました。
実は、台湾は世界有数の胡蝶蘭生産地で、蘭嶼では台湾固有の「ヒメコチョウラン」も発見されているんです。
また、蘭嶼には5000人ほどのフィリピン北部から渡ってきた原住民「タオ族」が住んでおり、家が半地下になっていたり、人生のライフステージが変わるたび、名前も変わるなど、独特な文化を持った部族が今も住んでいます。
今回はそんな魅力たっぷりの蘭嶼のフォトスポットを、3選お届けします!
フォトスポット① 紅頭岩山洞
蘭嶼のフォトスポットでも有名な「紅頭岩山洞」。
大きな岩のすきまが、小さなトンネルになっています。
岩の暗闇と、隙間から見える真っ青な海のコントラストが美しく、多くの人がここで立ち止まり、記念撮影をします。
岩の前での撮影もオススメですが、岩の中から撮る写真も、モノクロっぽく味のある写真になります。
ただし、こちらはバイクや車が通る道なので、気を付けて写真撮影をしてくださいね!
(別名「像水渠一様」と呼ばれています)
フォトスポット② 東清秘境
美しすぎません・・?
こんなに美しい場所が台湾にはあるんです。
人魚の世界を再現していると言っても過言ではありません。
東清秘境は、秘境という名前はついていますが蘭嶼に来る人で、知らない人はいないくらい有名なスポットです。
ゴツゴツした岩にちょうどいい大きさの穴が開いており、人がいなければ、まるで貸し切りビーチのよう。
青い海と白いビーチで、気分は人魚姫♪
岩場の奥に行くと、ちょうど上から光が差し込む、絶好のフォトスポットもあります。
ただし、潮によって深さが変わるので、注意してください。
また、東清秘境にたどり着くまで、鋭い岩の上をしばらく歩きます。
足場が安定しないのでビーチサンダルではなく、しっかり足を守れる靴やマリンシューズを履くことをオススメします。
フォトスポット③ 蘭嶼燈塔
最後にご紹介するのは、実はわたしたちも偶然見つけたフォトスポット。
蘭嶼といえば、海のイメージが強いかもしれませんが、陸にもフォトスポットはありますよ!
私たちが訪れたのは10~11月の秋ごろ。
ちょうど美しいススキがたくさん生えており、ナチュラルな映え写真が撮れちゃいました!
もちろん、蘭嶼の灯台も見ることができますよ。
蘭嶼までのアクセス
ご飯もおいしく、美しい海や自然が残る蘭嶼ですが、まずはたどり着くのが大変(笑)
簡単に台北からのアクセスを紹介します。
①台北から台湾鉄道で、台東へ(約4時間~)
②台東から船(約2時間)か飛行機(約30分)で蘭嶼へ!
これなら、飛行機に乗ればいいじゃん!と思うかもしれませんが、実はこの飛行機、蘭嶼の地元の人々に優先的に予約を受け付けており、ネットで予約することが難しいと言われています。
さらに!20人しか乗れない、とても小さい飛行機なので、気候の影響を受けやすく、すぐに延期やキャンセルになってしまうんだそう。
だから、実際に蘭嶼に行った方は、気候の影響を受けにくい船をオススメされてました。
なかなか、交通の便が良いとは言えない蘭嶼。
日本からの弾丸旅行では行くのがなかなか難しそうです。
だからこそ、長期で台湾に住んでいる方はぜひ、たくさん魅力が詰まった蘭嶼に行ってみてくださいね!