日本統治時代の歴史をたどるハイキングコース「打鐵寮古道」
桃園市内から車で約45分の場所に、1920年代に流通のために使われていた山道が「打鐵寮古道」です。
現在は新しく道路ができたため、緑や川、歴史が楽しめるハイキングコースとして一般開放されています。
今から100年も昔に使われていた橋や、ゆたかな台湾の自然を味わえる場所として、近年じわじわと認知を高めているスポット。
まだ人通りも多くないため、コロナ禍であまり人が多い場所にいきたくない・・という方には、特にオススメの場所です♪
「打鐵寮古道」に行ってみた!
バスで来られる方は「三層」駅で下車。
車で来られる方は、地図の「三層派出所」を目指して運転してきてください。
そうすると、個人の方が運営している駐車場があります。
1日停めてたった50元!(約200円)
とっても良心的な値段です。
山にはトイレがありませんので、駐車場で済ましてから出発しましょう!
こちらの道路の右側、下り道が打鐵寮古道への入り口です。
ちなみに打鐵寮古道の入口には昔、製鉄所があり、山に植物を収穫しに行く人々に工具を供給していたことから「打鐵寮古道」と言われるようになったんだとか。
さっそく行ってみましょう!
今回わたしたちが行ったのは、往復3時間のコース。
道中には、階段以外にぬかるんだ道や石畳の道もあります。
そのためサンダルなどではなく、グリップ力のある運動靴かトレッキングシューズで行くことをオススメします。
美しい緑がたくさん!
いい具合に木々の間からこもれびが差し、
こんなに神秘的な記念写真も撮ることができます♪
まず最初に見えてきたのは「濟安橋」。
大正15年(1926年)に作られた橋です。
100年以上の歴史があり、打鐵寮古道の大きな見どころのひとつ。
わたしたちは4月に訪れたのですが、中国原産の白くてくるんとした花びらが特徴の油桐花(シナアブラギリ)も楽しむことができました。
毎年4~5月にこの油桐花がみられるので、この季節を狙うのもいいかも♪
こちらは「阿母伯柑仔店遺址」。
直訳すると「おばちゃんおじちゃんの駄菓子屋さん跡地」ですが、
昔この道を通って旅する人たちに、モノを販売していたんだそう!
歩いている途中もし方向がわからなくなった時は、看板を探しましょう!
写真右側に小さな看板があり「行進方向」とやじるしが書いてあるので、
その方向に進めばOKです!
たくさんの緑が目を休ませてくれます。
道中には川があったり、橋があったり、大きな木があったりと歩いていて飽きません♪
中には、急な坂を上っていく場面も!
滑らないように、しっかりロープを握ってくださいね。
ハイキングチームがこちらへ来た印でしょうか?
チーム名が木に結び付けられています。
台湾には山がたくさんあり、多くの人が週末を利用して、ハイキングを楽しんでいます。
途中写真を撮ったり、休憩しながら歩いたので、この「東興橋」にまで1時間半ほどかかって到着しました!
こちらも「濟安橋」と同じく、1926年に建てられた橋です。
写真にはありませんが、もうひとつ「太平橋」という橋もあるので、みなさんが行かれた際には探してみてくださいね!
実はこの先には「白石山」があり、湖などが見られるのですが、今回は時間がなくなってしまったため、残念ながら「東興橋」を最後に引き返しました。
わたしたちが歩いた道のりは、往復で3時間ほどです。
あと、打鐵寮古道の近くには、大溪老街というオールドストリートがあります!
帰り道にそこで、夜ご飯を食べて帰るのもオススメです♪
桃園県打鐵寮古道アクセス情報
今回は暑い夏にぴったり、ひんやり避暑地のハイキングスポット「打鐵寮古道」を紹介しました。
打鐵寮古道は陽明山や九份のほかに、古い時代に作られた道を楽しめる場所のひとつ。
4~5月には油桐花(シナアブラギリ)も楽しめるので、ぜひ行ってみてくださいね。
住所 | 335桃園市大溪區 |
アクセス | 「桃園客運中壢火車站」「桃園客運大溪站」よりバスに乗って、「三層(打鐵寮古道)」にて下車、徒歩700メートルほどで、打鐵寮古道の入口へ |
大溪老街に行かれる方はこちらから!
住所 | 335桃園市大溪區和平路 |
アクセス | タクシーで約10分 |