秘密基地のような町の中にある静かで落ち着くカフェ
台北市中正区に寶蔵巌(ばお ずぅあん いぇん)国際芸術村というえんとつ町プベルに出てくる町のようなちょっと寂れて可愛い雰囲気のアートビレッジがあります。
その寶蔵巌国際芸術村の中央通りを歩いて行くと、アートビレッジのちょうど真ん中あたりに、観葉植物に囲まれた小さな白い二階建ての軽食屋さんが見えてきます。この軽食屋さんが今回紹介する秋紅肚房(ちょう ほん どぅ ふぁん)です。
秋紅肚房は台南出身の店長が開店したお店で、秋紅肚房の店長はもともと台南で食肉店を経営していて、その後この秋紅肚房を台北で開店した経緯があり、お店の看板メニューとなる牛肉麺などに使われる肉は品質、鮮度共にこだわり抜かれているものが利用されております。
今回試食した料理は軽食屋ということもあり牛すじ肉の混ぜご飯、牛すじ肉のまぜ麺、スイーツだけではなくするのは軽食も含めた5品をいただきました。
このお店の看板メニューは牛すじ肉の混ぜご飯と混ぜ麺です。この牛すじを利用した混ぜご飯と混ぜ麺は昔から多くの人に食べらていて、特に南部で多く食されている料理です。
秋紅肚房の混ぜご飯と混ぜ麺の具材は同じものが利用されており、牛すじの煮込み、煮卵、台湾産しめじ、メンマ、ネギが乗せられ、混ぜご飯は白ご飯ではなく紫ご飯が利用されており、見た目に反して全体的に薄味で牛肉もしっかり煮込まれて柔らかく、塩分が抑えられていて上品な味付けとなっています。
最近では日本の方にも有名な蛋餅(だんっ ぴん)秋紅肚房には九層塔蚵仔蛋餅(じょう つぇん たー おぉ あぁ だんっ ぴん)というメニューがあります。これは蛋餅と牡蠣を炒めた料理蚵仔煎(おぉ あぁ ぜん)という二つの台湾料理を合わせた秋紅肚房オリジナルメニューです。
秋紅肚房の蛋餅の皮は特性の皮を利用しており、調理方法も表面に焦げ目がつくまで焼き上げ一般的な柔らかい蛋餅とは違いパリパリとした食感を楽しむことができ、蛋餅の中にはぎっしりと牡蠣が詰まっておりとても食べ応えがあります。
滷味と呼ばれる煮込み料理は南部出身の店長らしく黒糖で煮込まれており甘みと八角などのスパイスの味が合わさり食感もとてもジューシーでお酒にぴったりの一品です。
秋紅肚房一押しのスイーツはシナモンロールです!
秋紅肚房のシナモンロールは店内で焼かれており、表面はサクサク中はしっかりとパン生地が詰まっていて、シナモンがこれでもかというほど使われ、とても濃厚なシナモンの味を楽しむことができます。
このシナモンロールの注文が入ると小さな店内中にシナモンのいい香りが漂い、注文する予定がなくても思わず注文したくなってしまうほどいい香りです。
秋紅肚房内には三貓倶楽部という可愛いネコをデザインしているデザイナーのショップが併設されており、レトロなお店にゆるく可愛いネコのデザインがマッチしてオリジナリティのある雰囲気のお店になっており、寶蔵巌国際芸術村を観光した後の一休みスポットとして最適です。
秋紅肚房 住所 | 台北市中正區汀州路三段230巷43号 |
アクセス | 台北地下鉄 公館駅 からタクシーで15分 |
営業時間 | 木曜日〜日曜日11:00〜18:00。 月曜日〜水曜日定休日。 |
公式Facebook | https://www.facebook.com/13dofun/ |