ロクロとは違う手びねり手法で作る自分だけの陶器
前回パティシエおすすめカフェ特集で紹介した台北の人気観光地迪化街にあるレトロカフェ迪化半日ではカフェを楽しむだけでなく陶器DIY体験を行うことができます。
今回私が迪化半日で体験してきたコースは人気の電動ろくろを使った陶器体験ではなく、手びねり陶器コースを体験してきました。
手びねりってなに?
陶芸というと、手びねりよりも電動ろくろを思い浮かべる人のほうが多いかもしれません。
そもそもろくろとは、回転可能な円形の台のこと。手びねりで使われる手回しろくろは手動で台を回転させるため、連続で回し続けることは難しく、回転のスピードもゆっくりです。
しかしモーターつきの電動ろくろなら、足元にあるペダルを踏むだけで台を回転させ、遠心力を利用して整った造形のうつわを作ることができます。ただし回転のスピードが速いため、ちょっと焦ったり、気を抜いたりするとたちまち形が崩れてしまい、やり直しということもあります。慣れればまるで売り物のような美しい焼きものを作ることができますが、上達するには少し練習が必要です。
一方、手びねりは電動ろくろの扱いに慣れる必要がないので、初心者でも気軽にチャレンジ可能。ろくろの回転も手で調節できるため、スピードに焦って失敗してしまうこともありません。遠心力を生かした円形のうつわしか作れない電動ろくろに対して、手びねりなら形に制限がなく、どんな作品でも気の向くままに作れるところも魅力です。
迪化半日陶器教室
迪化半日の陶器教室はカフェに隣接されていますが、カフェスペースとは違い、シンプルで機能的な内装となっています。
電動ろくろが2つ手びねりができるテーブルが2つあり、2〜8名が同時に体験コースを受けることができます。
手びねり体験コースは粘土を平たくこねる作業から始まります。
私はうつわ2つとマグカップ一1つ作るため、3つ分の粘土を黙々と平たく伸ばしました。
粘土を平たく伸ばしたあとはインストラクターの指導のもと平たい粘土を徐々にまるいうつわの形にしていきます。
この際粘土を抓るようにして形にしていくのですが、抓る力の調整やつなぎ目の接着が難しくインストラクターに教えてもらいながら行います。
1時間ほどで1つ目の器が完成して、その後2つ目の器とマグカップを作る頃には手びねりで粘土を形作るコツがわかったのでインストラクターの助けがなく自分自身で行うことができました。
陶器体験コースはうつわを形作るところまでで終わりです。
この後迪化半日の方で焼く工程を行ってもらい完成次第自宅へ届けてもらいます。
完成した器はまた後日写真に撮ってこの記事に更新しようと思います。
迪化半日アクセス情報
迪化半日 住所 | 台北市迪化街一段133號 |
アクセス | MRT「大橋頭」駅から徒歩で約10分 MRT「北門」駅から徒歩で約15分 |
営業時間 | 10:00~18:30。定休日火曜日 |
公式HP | https://www.dihua-halfday.com/ 陶器体験コースは事前予約が必要です |