台湾の自然に触れながら、植林を学ぶ!子連れでも楽しめる羅東林業文化園區
台北の人々が、リゾート地として訪れる宜蘭(いーらん)。
今回は家族みんなで植林地について学んで、遊べる「羅東林業文化園區」をご紹介します。
何と言っても、入園料無料なので気軽に行けちゃうのが嬉しい。
園内はたくさんの植物や小動物がいるので、子供たちも自然と触れ合うことができます。
また、羅東林業文化園區の近くには、50年続く肉羹(肉団子のとろとろスープ)のお店もあるので、まとめて宜蘭を満喫しましょう!
「羅東林業文化園區」に、行ってみた!
車での来園であれば、平日20元/時間、祝日40元/時間で車を停めることができます。
台湾鉄道の羅東(ろうどん)駅から、徒歩で20分と駅チカなので、駅からタクシーで来園するのもオススメ。
もともと羅東林業文化園區は、太平洋林場とよばれる台湾で最大の植林地でした。
当時使われていた汽車や木材を保存しておくための池、従業員が寝泊まりしていた宿舎などが、当時のまま残されています。
園内は、16ヘクタールで野球場約16個分の大きさ。
園内中心にあるのは、森藝館。
当時は従業員の宿舎として、使われていました。
見事な日本家屋で、日本の住宅街で見かける家よりも趣を感じる作りに、思わず驚き。
今は観光センターや軽食、飲み物等を楽しめるカフェとして利用されています。
森藝館の奥へ進むと、森林鐵路へ。
当時伐採した木を運んだ汽車と、貯木池を観察することができます。
貯木池には、現在も少しだけ木材が残っています。
伐採した木を汽車から直接、貯木池に滑りいれていたそうです。
木材を水につけておくメリットは2つ。
1つ目は、太陽の光を浴びることによっておこる、ひび割れを防ぐ。
2つ目は、空気に触れることでおこる、虫やカビ発生を防ぐ。
水の中で木材を保管することを、知っている大人はそう多くないのでは?
子供はもちろん、大人まで勉強になります。
ちなみに、水の中で保管されるのは、高級なヒノキ等の木材のみだそうです。
森林鐵路を右側に進むと、陸の上で保管されている木材を見ることができます。
無造作に木材が置かれていますが、その巨大さに何か自然なパワーを感じてしまいそう。
でも、木材は持ち帰ったりしないでくださいね。
それぞれの木材に名札がついており、木の種類や番号、いつ置かれたかなどの情報が詳細にのっています。
森林鐵路から左側に進むと、林場Kids扣屋という子供たちが自由に遊べるスペースに。
建物の中は、キレイにリノベーションされており、植林や伐採について、自分の手を動かしながら学ぶことができます。
子供たちが遊んでいる間、お父さんお母さんはひと休み。
近くにあるカフェで、飲み物を頼んでもいいかもしれません。
羅東林業文化園區を遊びつくしたら、最後は羅東林業文化園區から徒歩5分で行けてしまう「林場肉羹」で、腹ごしらえ。
50年間も営業しており、地元の人々にはもちろん、観光客にも人気のお店です。
※肉羹(ろうがん)とは?
肉羹とは、肉団子のとろとろスープのこと。お醤油ベースの味付けで、日本人でも食べやすく、おやつや小腹がすいた時のちょっとしたメニューとしてオススメ。
「羅東林業文化園區」へのアクセス
住所 | 宜蘭縣羅東鎮中正北路118號 |
アクセス | 台北車站から台湾鉄道に乗り羅東站で下車、徒歩で20分、もしくはタクシー |
営業時間 | 08:00~17:00 |
電話番号 | 03-9545114 |
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