【本気で台湾登山】仙女伝説が残る標高2242mにある高山湖〜宜蘭県 加羅湖〜

森の中の静かな湖

今年の冬は気温が高く天気予報では暖冬と言われいますが、まだ台湾の高山地区には薄い雪が残っていて、台湾では珍しい雪化粧をした山を見ることができます。
今回私は台湾登山愛好家の中で人気の宜蘭県大同鄉四季村の山奥にある加羅湖(じゃ ろぅぉ ふ)へ1泊2日の登山に挑戦してきました。

加羅湖について

加羅湖は宜蘭県の南西、加羅山の山腹標高2242メートルにある高山湖群のことで、このエリアには豪邁池、偉蛋池、墨池、日湖、月湖、天池、檜木池、水池、綠池など合計で18個の湖があり、その中で長さが約300m、幅が約150m、深さ15mと最も面積が大きいのが湖が今回の目的地となる加羅湖です。

この加羅湖には古代、仙女が住んでいて、その仙女が誤って割ってしまった鏡の破片が加羅湖の周りに散らばり、その破片がそれぞれ湖となり今の高山湖群を作り出したと言う伝説が残されており、この伝説は「散落的珍珠(散らばった真珠伝説)」と呼ばれています。

加羅湖までの登山道

加羅湖へはまず四季村というところまで車で移動をして、鉄柵欄(てぃえ ざぁ らん)から登山道に入り神木登山口(せぇん むぅ だぁん さん こう)を経由して加羅湖までの全長7.2kmの太加縱走山道(たい じゃ ぞぉ ぞう さん だお)と呼ばれる登山道を進みます。

台湾まじ登山
台湾まじ登山

太加縱走山道は道幅は狭く整備をされていない獣道のような道のコースで、私がこのコースに挑戦した日は霜が降りており道は濡れ、ぬかるみさらに滑りやすくなっていてあまりいいコンディションdねはありませんでした。

いや、とにかく寒かったw

この太加縱走山道はストックなどしっかりと装備を整えていないと進むのが困難な箇所が多いですが、このコースは厳しいだけではなく、台湾ではなかなか見ることができないような巨木や神秘的な森林の光景を見ることができるので、景色を楽しみながら進むことができます。

加羅湖

台湾まじ登山

登山口から約2時間進むと加羅湖に到着します。
この日は霧は出ておらず、湖面は澄み、周りの林には霜が降りて、なんか台湾の景色とは思えない幻想的な光景を見ることができました。

台湾まじ登山

そして加羅湖登山の醍醐味として湖岸でテント泊を行い、満点の星空の下ビールを飲むというのがあるのですが、この日はあいにく夜は厚い雲が出て星を見るどころか雨まで降ってしまい、テントの中で寒さに耐えるので精一杯でした><

2日目も天気が悪く、写真撮影をすることもせず、元来た道をゆっくりと戻り今回の加羅湖登山を無事に終えることができました。

加羅湖アクセス情報

加羅湖へ入山するには事前に入山申請を行う必要があります。
また、登山道は基本装備以外にも谷川を渡る場所もある為、防水性の靴を用意するといいでしょう。

加羅湖 位置(Google map利用)https://goo.gl/maps/dAgXnnYELLLjERDMA
入山申請https://nv2.npa.gov.tw/NM107-604Client/
アクセス宜蘭駅から國光バス1745にのり「四季」で下車
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