究極にマニアックな台湾の観光地!米どころ台湾のフォトジェニックな田んぼ〜宜蘭三奇伯朗大道(稻間美徑)〜

台湾田んぼ

水田が観光資源になった宜蘭県三奇村

私たち台湾プラスでは毎回日本向けのガイドブックには載らないようなマニアックな台湾観光地を紹介させていただいております。あまりにもマニアックな観光地ばかり紹介しすぎてなかなかインスタとかツイッターのフォロワーが増えないのが悩みですが、挫けることなくマニアックな台湾観光地を紹介していきたいと考えています。

今回紹介させていただくのは多分今まで一番マニアックで需要のない観光地となります。
その観光地は・・・

田んぼ

です!
はい、別に冗談を言っているわけではありませんが今回紹介するのは何の変哲も無い田んぼです!

台湾稲作

台湾には台東県池上に代表されるように多くの米の産地があり、日本と同じような水田でお米を作っています。
そんな台湾各地にある水田の中で宜蘭県に毎年多くの観光客が訪れる水田があります。
それが今回現地に行き写真を撮影してきた宜蘭県三奇村(いー らん しぇん さん ちー つぅん)にある伯朗大道(ぼぉ らん だぁ だお)です。

この三奇伯朗大道はこの数年ブロガーやインフルエンサーが訪れ、綺麗な水田があると情報を発信したことがきっかけで毎年稲穂が黄金色になる6月〜7月にかけて多くの観光客が訪れるようになりました。

台湾田んぼ

実際に三奇伯朗大道を訪れてみると青い空に広々とした田んぼが広がり優しい風に稲穂の青々しい匂いが運ばれてくる典型的な台湾の農村地です。

三奇村で植えられている稲は特別な品種というわけでもなく、池上米のようなブランド米でありません。田んぼの合間を抜けるS字状の小道は確かに綺麗ですが正直に言うとそんな観光客が来るような場所なの?と感じます。
三奇伯朗大道に観光客が訪れるようになった理由は三奇村が台湾人の記憶の中にある「典型的な台湾の農村地」だからだと私は考えています。

近年台湾は観光産業が発展し農地が観光施設に生まれ変わったり、都市開発で高さがあるビルが多く建てられ農地に行っても視界のどこかに近代的な建物が目に入るという風に「広々とした農地」というのが少なくなってきている状況の中、この三奇村にはその広々とした農地がまだ残されているため典型的な台湾の農村地の写真を撮りたいインフルエンサー達に人気が出たのだと思います。(台北から交通の便がいいという理由もあるともいます。)

台湾宜蘭

ちなみに三奇伯朗大道は昔の呼び名で現在は改名され三奇美徑(さん ちー めい じん)と呼ばれております。
これは台東県池上にも伯朗大道という名前で同じように綺麗な水田が人気の観光地があり、観光客が混同しないように三奇村が改名したものとなります。
ただ、現地の道路標識などには三奇伯朗大道と記載されている場所も多くありますので2つの名称を覚えておくと現地で迷子にならないと思います。

三奇伯朗大道(三奇美徑)情報

台湾のお米

三奇伯朗大道は宜蘭県で2番目に大きい都市羅東から西南の方向にあり、台北からだと日帰りで行ける距離にあります。
土日祝日は観光客が多いため平日だとほとんど観光客はいませんので平日日帰りで行くことを勧めします。
また三奇伯朗大道は現地住民以外の車は入れないため近くまでタクシーで行き徒歩で行くか自転車をご利用ください。

三奇伯朗大道 住所台湾宜蘭県冬山郷三德路395号
アクセス台湾鉄道 羅東駅 からタクシーで20分
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