【廃墟 in 台湾】地盤沈下で廃墟と化した海の街〜嘉義県白水湖壽島〜

台湾廃墟

海に侵食された養殖場

台湾南部、嘉義県東石郷の海岸沿いに白水湖壽島(ばい すぅえぃ ふぅ しょう だお)と呼ばれる台湾の若者に人気の観光スポットがあります。

この白水湖壽島は「湖」という名前がついていますが、淡水の湖ではなく、海岸と干潟の地形です。この地域ではかつては塩田が盛んな地域で1930年代には多くの人が周辺に住み塩を作っていたそうです。
しかし戦後日本統治時代を経て、塩田業は廃れ代わりに海産物、特に魚やエビの養殖が盛んになり、白水湖壽島でも魚の養殖が行われるようになりました。

しかし2000年代に入り海岸線の地盤沈下が始まり、徐々に養殖場や道路までもが海に侵食されて、現在ではこの地域にあった養殖場施設や民家、道路などが満潮時には海に覆われてしまいます。

といっても全て水没しているわけではなく、程よく道路の形跡や廃屋が水につかる程度で、まるでアニメの中にでてくる荒廃した街のような風景となっております。

そのため、この数年でインスタ映えする廃墟として若者の間で人気が出ており潮が満ちてくる時間帯に合わせて多くの人がこの地に足を運んでいます。
そういう私もしっかりインスタ用写真を撮影して来ましたw

白水湖壽島アクセス情報

白水湖壽島には廃墟以外にも夕日が綺麗な港やファーマーズマーケットなどもあり、廃墟を中心とした観光スポットとして楽しむことができます。
ただ公共交通でのアクセスは嘉義駅からバスを乗り継ぎ2時間以上かかるため車をレンタルして行くことを勧めします。

白水湖壽島 住所(Google map)https://goo.gl/maps/qCRPmTAFGffpBSDc6
アクセス台湾鉄道嘉義駅より市バス7211に乗車、朴子バス停で下車し、市バス7227に乗り換え、網寮バス停で下車。その後徒歩40分。
備考海に沈む廃墟を見るに為には満ち潮の時間に合わせて行く必要があります。
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