リアルドラクエみたいな滝の洞窟
台湾で有名観光地として1、2を争う太魯閣には一般的バスツアーでは行くことができない、錐麓古道などの様々な登山道やハイキングコースがあります。
今回私はそんな太魯閣の数あるハイキングコースの中の1つ、白楊步道水簾洞（ばい やん ぶ だお すぅえ れぇん とん）と呼ばれる滝の洞窟を歩くトレッキングコースに行ってきました。
白楊步道水簾洞は東西に伸びる太魯閣渓谷の中央の位置にあり、滝の洞窟に向かうには白楊步道という全長約2.1kmトレッキングコースを通る必要があります。
白楊步道の入り口はトンネルになっており、トンネルを抜けると塔次基里（たぁ つ じー り）という渓流を左手に渓流沿いを進む道にが続きます。
トレッキングコースは整備されており素人の方でも安心して進むことができます。
トレッキングコース途中には岩の絶壁の中を通る箇所や吊り橋などがありファンタジーゲームの世界を進んでいるようで、冒険心が擽られます。
トレッキングコースの終着点には小さな洞窟があります。ここが目的の滝の洞窟、白楊步道水簾洞です。
洞窟の中は水浸しで通路にも水が流れており、壁も湿っておりぬるるとしています。
洞窟を少し進むと洞窟の天井から水が吹き出すエリアがあり、ここが今回の目的地となります。
動画にあるように水が滝のように勢いよく噴き出しています。この洞窟は実は自然にできた洞窟ではなく、水力発電所を作る計画の際に洞窟を掘った際に地下水脈に当たってしまい、このように水が吹き出す洞窟ができあがったそうです。
現在では滝の洞窟として人気のトレッキングコースとなっております。
余談：台湾5大心霊スポット白楊步道
白楊步道は観光地として人気のスポットですが、それとは別に台湾5大心霊スポットとして心霊マニアの方からは有名な地となっております。
この土地は昔日本兵がこの地に住む原住民を討伐した際の戦場であり、この白楊步道では旧日本兵の姿を見たという報告がされたり、崖から滑落し行方不明になった人が1年後滑落した当時の姿の遺体で見つかったりと様々な怪異が報告されています。
興味がある方は「白楊步道靈異事件」というワードでググって見てください。
白楊步道水簾洞アクセス情報
2022年現在は白楊步道水簾洞へのバスツアーなどはないため、白楊步道水簾洞は国道8号線沿いにある白楊步道駐車場に車を止めて行く方法が一番便利な方法となってます。
また白楊步道の道中にあるトンネルなどは電気が通っていないため、懐中電灯やスマホのライトを使うひつようがあります。事前準備を忘れないようにしましょう。
| 白楊步道水簾洞 位置（Google map使用） | https://goo.gl/maps/Ngs3NmWLPQAQ4Db39 |
| アクセス方法 | 国道8号線沿い白楊步道駐車場に駐車、白楊步道を徒歩で約2.1km進む。 |