台湾南部鉄道の始まりの地~高雄市の哈瑪星(はません)~

高雄市の哈瑪星とは

哈瑪星と呼ばれるエリアは高雄市鼓山区にあります。

このエリアには倉庫があり、かつては高雄港から倉庫まで物資を運ぶ貨物線が走っていたため、浜線(はません)と呼ばれていました。

その頃の名残で、哈瑪星(はましん)と呼ばれるエリアになったそう。

昔の高雄港、貨物列車、線路など鉄道に関する資料を見られる場所なので、鉄道好きの方に大人気のエリアです。

台湾南部の鉄道の始まりの地として、観光列車「哈瑪星號(貨物列車)」の運行や貴重な資料の保存などに力を入れています。

哈瑪星に行ってきました

高雄市の哈瑪星に行ってきたので、その詳細をご紹介します。

見渡す限り列車と線路

哈瑪星はアクセス抜群の場所にあります。LRT「哈瑪星駅」でライトレールを降りると、そこはもう哈瑪星です。

見渡す限り一面に、列車と線路が展示されています。

お散歩がてら列車を見たり、線路に沿って歩いたりしている人も少なくありません。

アイスを食べている人や凧を上げている人もいて自由な雰囲気です。

展示されている列車を利用したアイスショップです。暑い夏にピッタリ。

哈瑪星には色んな列車が展示されていて、製造年月日やタイプなど詳細な情報が記されている列車もあるので、鉄道に興味のある方におすすめの場所です。

今は31車両展示されていますが、その内6つの車両は100年を超える歴史を持つそうです。

公園にかかる橋から見る景色

LRT「哈瑪星駅」を降りて、海とは反対の方向に線路に沿って歩いて行くと、公園にかかる橋に辿り着きます。

この橋は、貨物列車が走っていたこの一帯を跨ぐための高架線でしたが、廃線とともに使用されなくなったそうです。

現在は、橋の上にレストランがあるだけです。

橋の上には誰でも登れて、景色が綺麗なので、時間に余裕がある時に訪れたい場所です。

この橋のすぐ向こう側にある柵が緑の建物は、北號誌樓と呼ばれる建物で、歴史的価値のある機械式信号塔です。

北號誌樓の休館日は月曜から金曜日です。

つまり、土日しか中を見学できません。

北號誌樓の開館時間

  • 土曜日と日曜日の10時から18時まで

大人気の観光列車

哈瑪星は台湾で唯一、貨物列車に乗車できる場所です。

観光列車は10時から17時30分まで、30分間隔で発車します。

観光列車は、LRT駅のすぐ横のプラットフォームから出発します。

観光列車のチケットは、このプラットフォームの横にあるショップで購入できます。

観光列車のチケット価格

  • 99台湾ドル/大人
  • 69台湾ドル/7歳以下
  • 199台湾ドル/セット券

セット券は、隣接する倉庫エリアで走る、子供向けの小さい列車の乗車券もついてきます。

今は資料館の高雄港駅

観光列車が出発するプラットフォームに隣接する建物は、昔の高雄港駅です。

昔の高雄港駅は資料館として残されています。

建物の中に入ると、事務所という雰囲気が!

当時使っていた黒板に書かれている文字がそのままだったり、働いていた人のタイムカードが残っていたりしていて、昔の高雄港駅の雰囲気を感じられる場所です。

昔の高雄港駅の開館日

  • 開館日は火曜日から日曜日の10時から18時まで
  • 休館日は月曜日(月曜日が祝日の場合は開館)

哈瑪星へのアクセス方法

哈瑪星では列車が外に展示されていますが、24時間いつでも見学できます。

高雄港駅など建物は開放時間が決まっているので、訪れる際は注意してくださいね。

住所台湾高雄市鼓山区鼓山一路32号
アクセス方法台湾ライトレール「哈瑪星駅」下車
開放時間24時間

哈瑪星に行った後、高雄市の素敵な写真を撮りに行きませんか?

哈瑪星に隣接するエリアの駁二藝術特區からは、高雄のランドマークを入れた記念になる写真を撮影できますよ。

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