【廃墟 in 台湾】歴史の中で忘れ去られていた船場、阿根納造船所跡

台湾廃墟美女

基隆市で人気No.1 の廃墟 阿根納造船所跡

基隆市中正区にある和平島(はぁ ぴん だお)は夏には家族連れで賑わう海水浴場や漁港がある小さな島で、そんな小さな島と基隆市にかかる橋のそばに場違いな巨大な鉄筋コンクリートむき出しの巨大な廃墟があります。
それがこの度紹介いたします、阿根納造船所跡(あー がん なぁ造船所跡)です。

台湾廃墟
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この阿根納造船所跡は日本統治時代の1919年に石炭や鉱物を運ぶ船が利用する船着場が建設されました。
1955年に日本が台湾から撤退したのちは台湾企業がその炭鉱や鉱山を引き継ぎ1652年までこの船着場もそのまま利用されておりました。
そして1966年にアメリカ企業がこの船着場を借り、阿根納造船所が建設されました。この阿根納造船所跡についての資料は実はあまり残されておらず、当時どのような船が作られていたかなどはわかっておりません。
この阿根納造船所は1987年に営業停止になり、その後この土地は利用されることなく巨大な造船所の建物が残されたまま、人々に忘れ去られて行きました。

台湾廃墟

そんな阿根納造船所がは2015年にキャプテンアメリカでおなじみのクリスエバンスがこの廃墟で広告の撮影をしたことで再び人々に名前を知られることになります。
そして、その影響で多くの観光客が阿根納造船所跡を訪れるようになり、2016年には基隆市が保護史跡に指定し、現在では基隆市がこの廃墟の保存活動をすると同時に観光客に対応できるように柵などを設けて中には入れないようになっております。

写真撮影は指定の場所からのみとなっておりますが、廃墟好きの方は一度この阿根納造船所跡に足を運んでみてはどうでそうか?
(でも実を言うと現地では廃墟の中に家庭菜園的なものがしてあったり、洗濯物干す場所があったりと明らかに誰かの生活感があったのですが、これは見なかったことにします!一応公式には中に入ることができないのでみなさんご注意を。私はちゃんとルール守って侵入してないですよ。)

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阿根納造船所跡 住所基隆市中正区正濱路116巷1号
アクセス基隆駅より基隆バス 791に乗り中正路正濱路口で下車後徒歩5分。
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