高雄市から行ける日帰り登山ポイント
台湾最大級の玉山山脈の南側は高雄市まで伸びております。今回はその玉山山脈最南端の山、旗尾山に挑戦してきました。
旗尾山は高雄市の北東に位置、登山口までは車で移動する必要がありますが、高雄市では人気の登山道となっており、標高は318mの山で熱帯の森林に覆われ、比較的岩が多く山頂には展望台が設置されている登山道です。
旗尾山にはいくつかの登山道があり、今回私は第一登山口から登山を開始して山頂の展望台を目指すコースを選びました。この第一登山口は岩肌を登るコースで道中2つの難関を攻略する必要があり、比較的難易度が高いコースとなっております。
第一登山口の近くには廟やいくつかの休憩できるお店などがあり、登山前に飲み物や軽食をここで調達することが可能です。
第一登山口はいきなり急傾斜の岩を登る難関からスタートします。
この岩肌を登る道には見た目はかなりハードなコースに見えますが、岩肌にロープが打ち付けらており、足をかける場所もあるので、女性でもゆっくり足元を確認しながら進めば攻略することができます。
旗尾山は標高が低く熱帯気候に属しているため自生している植物は北部の山々とは少し異なり、ランタナや野生のアサガオ、タイワンシャノヒゲなど山の花を見ることができます。また旗尾山は野生の猿が生息しており、タイミングがあえば台湾猿と出会うこともあります。(今回私は猿とは出会いませんでした。)
その後比較的歩きやすい山腹の道を歩くことになりますが、展望台近くまで来ると山の峰を歩くことになり、この山の峰がコースの最後の難関となります。旗尾山の峰は岩石が突出しておりその岩の上を歩く道となっており、非常に眺めがよく清々しい気分になれる一方で道が細く不安定で足元をしっかり見ながら進む必要性があります。
この峰を進む道の途中には写真を撮影するのに適した箇所が多く私は展望台よりもこの峰の道の方がいい景色が見えると感じており、急いでずんずん進むより足を止めながら進むことをお勧めいたします。
岩の上を歩く峰の道を歩くと傾斜70度ほどの階段が現れ、この階段を登ると目的の展望台にたどり着きます。
展望台からは高雄市と屏東県の県境を流れる高屏渓(がお ぴん し)という川や老街で有名な旗山の街並みを一望することができます。
旗尾山は標高は高くありませんが、ゴツゴツした岩の道を歩いたり、傾斜が急な道が多く比較的難易度の高いコースとなりますが、平日祝日に関係なく登山客も多く見回りのボランティアの人もいるため、もし困ったとことなどがあれば手伝ってもらうことも可能なので女性の登山客でも安心して挑戦することができます。
台湾の南部に位置する高雄は一年を通して気温が高いため高雄で登山をする際は熱中症対策などをしっかりする必要があり、休みながらゆっくり登ることが大切です。
高雄市で登山を計画している方はぜひ旗尾山に挑戦して見てください!
旗尾山第一登山口近くのバス停の住所 | 高雄市旗山区忠孝街33号 |
アクセス | 高雄駅から8011、8025、8028のバスに乗り旗山國小」か「旗山糖廠」で下車、徒歩10分。 |