2020年、台湾の登山愛好家の間で一番の話題といえば宜蘭の抹茶山です。
この抹茶山こと宜蘭聖母山(五峰旗山)は宜蘭市の北側に位置する標高950m、登山道全長5.33kmの山です。
日本のカメラマン小林賢伍さんが撮影し、抹茶アイスクリームのような山と紹介したことがきっかけで多くの人に知られることとなりました。
ちなみに、私は抹茶アイスクリームではなく、抹茶マフィンだと感じています。
今回は私の体験をもとに、台湾の宜蘭聖母山の難易度や所要時間を解説していきます。
台湾抹茶山の難易度は
宜蘭聖母山の数値面の情報だけ見ると、それほど難しい登山道ではないように見えます。
ですが、実際に登って見るとアップダウンが激しく往復で5時間半歩き続ける必要があり、中級者向けの登山道となってます。

宜蘭聖母山へのアクセス方法ですが、台湾鉄道の「礁渓駅」より「緑11(台灣好行礁溪線)」と表記されたバスに乗って、バス停「五峰旗風景特定區」で下車します。
このバス停から登山口まで約3.7kmほどの道のりがありますが、登山道口までは比較的平坦で歩きやすい道が続きます。
登山口までの道のりの途中には五峰旗瀑布と円錐系をした聖母朝聖地という建物があります。
五峰旗瀑布は2層式の滝で登山道中にあるのは2段目の滝となっております。
1段目の滝は入山制限をしており、この日は入ることができませんでしたが、非常に綺麗なスポットと言われております。
滝を過ぎると聖母朝聖地があります。
この聖母朝聖地かつて聖母マリアが現れたという伝承がある場所で、この山の名前聖母山の由来となっている場所となります。
※聖母朝聖地は現地に住む方々の信仰の場所となっていますので聖母朝聖地で大騒ぎしたり、建物を汚したりということは絶対にしないでください。登山者が建物の前で靴の泥を落としほったらかしにすると苦情があるそうです。
登山口からは勾配が強い道が続きますので、登山口にある休憩場で休息を取り進むのがいいでしょう。
(体力のない私はここでしっかり休みと水分補給をして挑みました!)
登山道は熱帯ならではの木々や植物が多くあり、日本の登山とは少し違った生き物たちに会うことがあります。
今回の登山では幸運にもヤマムスメ(臺灣藍鵲)と呼ばれる台湾の1000元札にも印刷されている鳥に遭遇しました!
(思わず1000元札の鳥!と叫んでしまったことは、山の神様だけが聞いていただろう私の秘密ですw)

宜蘭聖母山の所要時間
事前に聞いていた所要時間は、片道2時間半でしたが、運動不足の私の足では約3時間かかりました。
登山した日は比較的天気がいい日でコンディションは良かったのですが、登山口からの道がやはり険しく、登山道の終点に着いた頃には足がちぎれそうになってしまいました・・・
今回の登山日は少し雲が出ており、濃いめの抹茶色でしたが、天気がいい日は明るい緑色で本当に抹茶マフィンのような風景を見ることができるようです。
※小林賢悟さんのフェイスブック写真では綺麗な抹茶山を見ることができますので、ぜひ参考にしてください ↓↓ 小林賢伍 KengoKobayashiさんが写真を追加しました - 小林賢伍 KengoKobayashi小林賢伍 KengoKobayashi - 「いいね!」79,754件 · 5,529人が話題にしています - 旅行作家 /攝影師
【感想】
宜蘭聖母山は台湾現地のインフルエンサーの方などが頻繁にインスタグラムにキラキラ写真を投稿しており、インスタ映えポイントとして有名で登山前は簡単に登れるイメージを持っていましたが、実際に登って見るとそんなイメージはすぐに搔き消えるほど厳しい道のりでした。
ただ、登山道終点からの景色は一面緑一色で美しく、山間を抜ける風は冷涼とし心が澄み上がる感じがしました。
台北から日帰りで来ることができるのでもう一度来たいなと思える場所です。
反省点としては、写真撮るのを忘れたこと!記事書くために登山したのに写真ほとんど撮影してない・・・
登山開始時はウキウキして写真撮影してたのですが、道が厳しくなるにつれ、写真撮影する余裕がなくなり、登山口終点の写真2枚しか撮影してなかった・・・
本当は綺麗な小川や、魚がたくさんいる池や、キリスト像など見どころあったのですが、全部ガン無視してひたすら登っておりました・・・
次からはちゃんと撮影しますので、次回の【運動不足女の挑戦】記事もよろしくお願いします。
以上Taiwan + ライター ティナの登山レポートでした。

