【本気で台湾登山】新竹で挑む中級の山「北得拉曼巨木步道」

「北得拉曼巨木步道」とは

北得拉曼巨木步道は、新竹県尖石郷の内鳥嘴山の北西側の谷間にあり、標高約900〜1300mで、全長は約3kmほどです。

「北得拉曼(ベイダラマン)」とは、台湾原住民の泰雅族(タイヤル)の言葉で「挑戦」という意味を持ちます。

この付近は、泰雅族にとって伝統的な狩猟エリアであり、男子の成人儀式が行われる聖地とも言われています。

コースタイムは6~7時間ほどで、道はほとんど舗装されておらず急な坂道が多いため、中級者向けです。

登山コースには、樹齢数百年の神秘的な巨木や岩一枚隔てた崖など、目を見張るフォトスポットがたくさんあることでも有名です♪

登山好きの方は、是非挑戦してみてくださいね。

登山の前に駐車が至難の業

登山口近くに小さな駐車場があるのですが、早朝にも関わらず車を停める場所がほとんど残っていませんでした。

多くの登山者が訪れていることが分かります。

北得拉曼巨木步道に挑戦してみた

登山口の案内板でルートを確認し、さっそく出発です。

北得拉曼から内鳥嘴山を目指すルートは、標高差が約750mと言われています。

登山口から早速、傾斜のある登りが続きます!

木の根や石がそのまま露出した道がほとんどですが、一部木製の階段や道も整備されています。

全体的に登り坂が続き、ロープを使う区間も多くあるため、手袋や登山靴の持参をおすすめします。

道中で出会う美しい景色を楽しみながら、進んでいきます。

最初のスポットは「回音谷」。

「回音谷」とは日本語訳でやまびこ谷。

ここでは泰雅族の儀式中トラブルがあった際に、崖から叫ぶと下にいる仲間たちが助けに来てくれたことから、この名前が付けられたと言われています。

薄い岩一枚の向こうは、すぐ崖です。

また、「回音谷」は人気のフォトスポットとなっており、登山者が多い時は写真撮影のために数十分並ぶこともあるそう。

壮大なフォトスポットなので、並んででも記念に撮影する価値ありです。

圧巻の巨木群と「内鳥嘴山」の山頂へ

「回音谷」を抜け、内鳥嘴山に入ってくると「巨木エリア」にやってきます。

「北得拉曼神木群」と呼ばれる巨大なベニヒノキが立ち並ぶO型のトレイルにたどり着きます。

まるで神様が宿っていそうな大きな大きな巨木が4本あり、「四天王」とも称されるこのエリアは、北得拉曼の象徴ともいえる存在です。

そのうちの一本は、幹の内側がまるで雷が落ちたようにえぐれ、人ひとりが’すっぽり中に入れるような空洞があります。

この時一気に霧が出てきて、まるで「風の谷のナウシカ」を思わせるような、神秘的な雰囲気に包まれました。

巨木エリアを抜けた先には、標高1749mの「内鳥嘴山」の山頂が待っています。

山頂からは新竹の山々を一望でき、天気が良ければ遠くの山並みまで見渡すことができます。

達成感と共に、絶景が疲れを吹き飛ばしてくれました。

今回は残念ながら見られませんでしたが、秋に訪れるとブナの葉が金色に輝き、ため息が出るほどの美しい風景が広がります。

「北得拉曼巨木步道」へのアクセス方法

住所(Google map)https://maps.app.goo.gl/mtgrig15Ww6TjaTb9
入園申請不要
管理局公式HPコチラ
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