毎年1か月間だけ開かれる、大規模な花の祭典「屏東熱帶農業博覽會」
台湾政府主体で開かれる大型イベント「屏東熱帶農業博覽會」が今年もやってきました。
毎年冬から春の間に、行われるこのイベント。
広々とした土地に、色とりどりの花畑から、稲でキャラクターを描く花壇の他、台湾の農作物、音楽、アートまで欲張りに楽しめると、近年注目を集めています。
しかも、入場料は無料!
2022年の開催日は1月22日から2月28日のたった37日間。
残念ながら、今年のイベントはもう終了してしまいましたが、来年の参考にしていただくために、皆様にシェアさせていただければ幸いです。
「屏東熱帶農業博覽會」に行ってみた
屏東市内から、車で約20分。
駐車場は車なら100元、バイクなら30元で停めることができます。
入場は無料なので、イベント会場に入っていくと・・・。
まず目に飛び込んでくるのは、一面に広がるカラフルな花畑。
ちなみに、中国語で花畑は「花海(ふぉあーはい)」と言います。
まさに、花の海が広がる空間。
写真撮影好きさんのために、花畑の間に少し道ができており、そこから花を踏まずに花畑に入って撮影ができるようになっています。
花畑を見ながら進むと、見えてくるのは稲を使った超巨大な稲アート!
ディズニー、ピクサー、マーベル、スターウォーズのイラストが見事に表現されています。
実はこの稲はすべて同じ品種。
植える時期をずらすことで、色に変化をつけているんです。
これが本当に大きい!
写真に写っている人を見てみると、その大きさが少しイメージできるでしょうか・・!
稲アートはとても大きいため、写真を撮るときは正面の建物の2階からがオススメ!
稲アートを一望できますので、ぜひ下から見上げるだけでなく、2階から全体像を見てみてくださいね。
花畑と稲アートを抜けると、次はウリやカボチャがトンネル状に植えられている、植物トンネルへ!
普段あまり見かけない変わった植物が、天井からつるされています。
この写真の植物は、とても長く、歩いていると顔にぶつかるほど(笑)
みなさん、ひとつひとつ避けて歩いていました。
数キロはありそうな、大きな実も!
この実には、支えなどはついておらず、植物のツルだけで支えられているんです。
植物の強さを感じます。
数種類の植物がなっているので、ついつい上を見ながら歩いてしまいます。
首を傷めないように、気を付けてくださいね!
こちらは、写真をよ~く見てもらうとわかりますが、
表面がトゲトゲした突起物がついている変わったカボチャ。
味はとってもおいしい!とまではいかないものの、食物繊維やリコピン、ミネラルなどの栄養素が一般のカボチャよりも多くふくまれているそう。
植物トンネルを超えると、次は蘭の展覧施設へ。
テントなどのインテリアを交えながら、たくさんの蘭が飾られています。
残念ながら、写真にはないのですが、壁一面に蘭が飾られているエリアは圧巻です。
実は、台湾は蘭の栽培が世界でも有名。
台湾にしかない固有種もあるほどなんですよ。
その他にも、地元の農作物や商品が買える市場も開かれていました。
果肉植物やサボテンから、美容品、農作物を使ったおやつなどなど様々なものが販売されています。
中には、屏東で栽培されている、ハタ科の「龍膽石斑魚(タマカイ)」という白身魚の切り身や、アイスクリームまで。
今回わたしたちが行ったときには、なぜか販売していませんでした。。。
(売り切れかも。台湾あるあるです)
今回は、屏東で行われた花の祭典「屏東熱帶農業博覽會」をレポートしました。
実はここで紹介しているものはほんの一部で、他にも台湾の固有種であるツキノワグマの展示や、海の生き物の展示、さらには子供が楽しめるDIYスペースやミニトレインまで。
極めつけに、大きな舞台があり、そこで音楽イベントやダンスイベントなども催され、期間中はいつでもにぎやか。
来年このイベントに来られる方はぜひお時間に余裕を持っていらっしゃってくださいね。
「屏東熱帶農業博覽會」へのアクセス
住所 | 屏東縣長治鄉德和路7號 |
アクセス | 台湾鉄道「屏東」駅で、シャトルバス乗車 |
電話番号 | 08-7031267 |
開園時間 | 9:00~17:00 |
公式HP | https://pttae.com/ |
駅からは直通のシャトルバスが出ており、アクセス良好。
台湾の花や自然、アートまで一気に楽しめてしまう屏東熱帶農業博覽會。
開催期間中に、屏東へ来る機会があれば、ぜひ行ってみてください。