短期旅行では絶対いかないであろう、世界不思議発見級の秘境
台湾の国土の80%以上は山岳地帯となっており、行くこと自体が困難な秘境がいくつも点在しております。
今回はそんな秘境の中で屏東県の山奥にある渓谷、泰武山熊潭(たい うぅ さん しょん たん)に行ってきました。
山熊潭は台湾南部屏東県の東部の山中に流れる瓦魯斯渓(ぅあ るぅ すぅ しー)という渓流の上流にあります。
瓦魯斯渓は舗装された道路もないほどの山奥にあり、そのさらに上流にある山熊潭へは林道と渓流を徒歩で歩いていく必要があります。
今回は瓦魯斯渓に詳しい地元の山岳ガイドさんの引率をお願いして、友人と共に山熊潭へ向かうトレッキングコースに挑戦しました。
山熊潭への道のりはまず徳文社と呼ばれる場所にある駐車エリアまで車で行き、そこから林道を下り渓流へ向かいます。
そして渓流にたどり着いた後は川の中を徒歩で進むことになるのですが、コースの半分はこの渓流の中を歩いて行くことになる為、防水用のバッグや濡れてもいい服装で行く必要があります。
コースの途中に水深が深い場所や流れが早い場所などもあり、冒険気分を味わえるような場所もあるので、足を滑らしたりしないようにガイドさんのいうことを聞きながらゆっくりと進んでいきました。
瓦魯斯渓は環境保全の人や生態調査員以外ほとんど人が立ち入ることのない場所のため、川の水は冷たく澄んでおり、空気は森と土の匂いがして、都市部の人工的な環境では味わえない清々しさを感じることができます。
林道を歩き始めてから約2時間半、目的地の山熊潭に到着です!
山熊潭は渓流の途中にある大きな瀞(トロ)で左右を岩で囲まれて奥には大きな岩がありその奥に鴛鴦瀑布と呼ばれる滝があります。
山熊潭は流れが緩やかで泳ぐにはちょうどいい深さで、私が訪れた日は南台湾特有のとても暑い日だった為、思いっきり水遊びを楽しむことができました。
山熊潭はまさに山奥の秘境というのにふさわしい場所で、たどり着くまでの道のりは冒険感があり、マンネリ化しやすい都会の生活で刺激が足りない人には最適なトレッキングコースだと思います。
山熊潭アクセス情報
山熊潭へのアクセスはかなり不便で必ずガイドを雇う必要があります。また天候や川の水量によってはコースに入ることもできないので、山熊潭へいく前にガイドの方と連絡を取りトレッキングコースに挑戦するかしないかの判断をすることをお勧めします。
山熊潭 住所 | https://goo.gl/maps/tZdL3mszdwUsVw9y5 (住所がない為Google Mapを参照してください) |
アクセス | 台湾鉄道 潮州駅 より車をチャーターし車で移動。 |