南投県、雪山山脈の湧き水と森林が楽しめるハイキングコース
よく観光情報などで「ガイドブックには載らない！」と紹介されている観光地やお店がありますが、それらのほとんどは単純に今まで気に留めてもらえなかった程度の観光地や紹介記事を書いてもらう広告費用が出せないお店だったりすることが多いのですが、今回私が紹介するハイキングコースは今までは台湾人向けの旅行ガイドでもほとんど紹介されることがなかった惠蓀林場（ほぇ すん りん つぁん）という場所です。
惠蓀林場について
台湾の中央に位置する南投県北部にある惠蓀林場は南投県最大の都市 埔里（ぷぅ り）から約30km離れた雪山山脈の山中、標高約815mの高さにあり国立中興大學農学部が管理する林業の実験施設が置かれていて、現在でも学生がこの施設に滞在して研究を行なっています。
惠蓀林場は山の中の曲がりくねった県道からさらに道幅の狭い林道を車で走らせやっとたどり着くような場所にあり、この林道を通る以外のアクセス方法は無くまさに陸の孤島のような場所にあります。
実際に過去に大雨が降り土砂崩れで道が遮断されるということが幾度もあり、その度惠蓀林場は外部から孤立していました。
今まで台湾人向けのガイドブックなどで紹介されなかった理由はあまりにも辺鄙な地にありすぎてアクセスが不便で観光地向きではなかったためですが、南投県の観光地開発計画の一環で大自然を楽しめる観光地として開発が進められ大学施設を中心に駐車場が完備され、ハイキングコースや水路、芝生の公園なども作られ、親子連れで楽しめる惠蓀林場森林遊楽区（ほぇ すん りん つぁん よう らぁ ちゅ）という自然公園として生まれ変わりこの数年で注目の観光地と話題になるようになりました。
惠蓀林場ハイキングコースについて
惠蓀林場森林遊楽区には5つのハイキングコースがあり、どのコースも傾斜は緩やかで人がすれ違うことができる程度の道幅で、コースによっては木製の階段や飛び石の道が作られておりとても歩きやすく、距離も2km〜2.5kmと高齢者や子供でも無理なく楽しめるようなコースとなっています。
またハイキングコースの周りには亜熱帯の木々や植物、背の高い針葉樹の森があり澄んだ空気と緑の匂いがとても心地よかったです。
ハイキングコースの見どころ
惠蓀林場森林遊楽区のハイキングコースの見どころは何と言っても雪山山脈から流れる湧き水の小川があることで、この透明で冷たい水が流れる小川はコースのいたるところにあり、歩き疲れて火照った足を浸して休憩するのもよし、子供連れの場合は子供を遊ばせるのにもってこいの場所となります。
またコース途中に設けられているビュースポットからは雪山山脈の山々を見ることができ、お弁当を広げて一休みするのに最適です。
惠蓀林場アクセス情報
惠蓀林場涉水步道へのアクセスは車でいく必要があり、車がない方はレンタルをするか車をチャーターをする必要があります。
台北から車で行くと約3時間かかるため、最も労力が少なく惠蓀林場へ行く方法は台中駅まで台湾新幹線で移動、駅で車をレンタルし高速道路6号を経て惠蓀林場涉水步道に行く方法です。
| 惠蓀林場 住所 | 南投県仁愛鄉山林巷1號 |
| アクセス | 台中駅から高速道路6号線をつかい車で約1時間 |
| 惠蓀林場 公式Facebook | https://www.facebook.com/huisunforest/ |