
高雄市の橋頭糖廠とは
高雄市の橋頭糖廠とは、1902年から1999年まで稼働した、機械式の近代的な製糖工場です。
台湾各地に製糖工場はありましたが、橋頭糖廠は台湾初の本格的な製糖工場だったので、台湾製糖株式会社の本社があったこともあり、昔使っていたオシャレな建物が残っている場所でもあります。

1998年、高雄市によって、指定史跡保護地区に指定され、2006年からは台湾糖業現場博物館として、一般公開が始まりました。
サトウキビの輸送、圧搾、洗浄、蒸発、結晶化など砂糖づくりの過程を学べる場所です。


2008年には高雄MRT「橋頭糖廠駅」が開通したので、アクセス抜群になり、観光に訪れる人も増えました。
橋頭糖廠に行ってきました
無料で見学できる橋頭糖廠に行ってきたので、その詳細をご紹介します。
高雄MRT「橋頭糖廠駅」
橋頭糖廠は高雄MRTの「橋頭糖廠駅」を降りてすぐの場所にあります。昔は、ここ一帯に橋頭糖廠で働いている人の家があったり、台湾製糖株式会社が運営する小学校があったりと賑わっていたそうです。


マップを見てもらうとわかりますが、橋頭糖廠はすごく広いです。


工場跡地はマップ左側なのですが、関連する敷地が多く、緑豊かで奇麗なので、レンタル自転車を借りて周る人も少なくありません。
台糖館のアイスと橋頭太成肉包
橋頭糖廠には、橋頭で有名な肉まんのお店「太成肉包」の支店があります。肉まんを買う人で行列が出来てる時もありますよ。


そして、橋頭糖廠は台糖館のシャーベットが人気です。橋頭糖廠を訪れた人は必ず食べると言えるほど人気です。


台糖館と橋頭太成肉包は人の多いほうに歩いて行くとすぐ見つかります。
雨豆樹廣場で景色を楽しむ
高雄MRT橋頭糖廠駅を降りて、真っすぐ進むと雨豆樹廣場と呼ばれる場所があります。1985年に植樹された雨豆樹(モンキーポッド)が素敵です。


見応えがある製糖工場
MRT橋頭糖廠駅から10分くらい歩くと、博物館の入り口が見えてきます。入場料は要りません。


台湾糖業博物館に入ると、昔の工場長や副工場長の宿舎が見えてきます。
日本風の建築物ですね。


こちらは社宅事務所だったそうです。



製糖工場のエリアには資料館があったり、昔の道具が保管されていたりと砂糖づくりのことを学べるようになっています。


昔の工場の中に入ることも可能です。


昔は列車を使って、橋頭糖廠から高雄港駅まで製造した砂糖を運んでいたので、当時使っていた列車や線路が展示されています。


MRT「橋頭糖廠」駅付近から出発する「五分車」は、サトウキビを運ぶために使っていた列車です。現在は、観光列車として運行されています。
十鼓橋頭文創園區
十鼓橋頭文創園區は、砂糖を保管していた倉庫をリニューアルしたエリアです。


子どもの遊び場があったり、魚に餌をあげられる場所があったりして、ゆったりできる場所ですよ。


今は入っているショップが少ないですが、全ての建物にショップが入ったら賑わいそうです。


鉄製のアートとお花がコラボしている迷路を発見。


レンタル自転車に乗ってここまで来て、写真を撮っている人も多いです。


橋頭糖廠へのアクセス方法
橋頭糖廠はMRTで行きやすい場所ですが、広い駐車場もあるので、車で行っても困りません。
橋頭に来たら1度は行ってみたいエリアです。
台糖館のシャーベットと橋頭太成肉包を忘れずに堪能してくださいね!
| 住所 | 橋頭區糖廠路24號 |
| アクセス方法 | 高雄MRT「橋頭糖廠」駅下車 |
| 開放時間 | 建物内部は午前9時~午後4時30分 敷地内は全て日開放(定休日無し) |
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